1. トップ >
  2. 参議院のあらまし >
  3. 国会の基礎知識 >
  4. 参議院の調査会

参議院のあらまし

国会の基礎知識

参議院の調査会

 参議院の調査会は、参議院に解散がなく、議員の任期が6年であることに着目し、長期的かつ総合的な調査を行う目的で設けられた参議院独自の機関です。設置される調査会の名称、調査事項及び委員数は、原則として、通常選挙後最初に召集される国会において、議院の議決により定められることとなっています。こうして設置された調査会は、おおよそ3年間(議員の半数の任期満了の日まで)存続します。
 調査会の委員は、委員会と同様、各会派の所属議員数の比率に応じて各会派に割り当て、選任されます。
 調査会は、調査に当たり、常任委員会とほぼ同等の権能を有しています。また、調査会は、立法措置が必要な場合において、自ら法律案を提出する以外に、当該事項を所管する委員会から法律案を提出するよう勧告することができます。
 なお、調査会長は、毎年、調査事項について調査の経過及び結果を記載した報告書を、議長に提出することとされています。また、調査の経過及び結果について、本会議において口頭報告することができます。