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よくある質問

国会全般について

  • なぜ日本は二院制を採用しているのですか

    国会は、衆議院と参議院の二つの議院から成り立っています。このしくみを二院制といいます。
    二院制の利点としては、

    1. (1)国民の様々な意見をできるだけ広く反映させることができる
    2. (2)一つの議院の決めたことを他の議院がさらに検討することによって審議を慎重に行える
    3. (3)一つの議院の行き過ぎを抑えたり(抑制)、足りないところを補ったり(補完)できることなどがあります。
  • 二院制を採用している国はいくつありますか

    列国議会同盟(IPU)の資料によると、2023年4月現在、190か国中79か国が二院制を採用しています。

    なお、主要国首脳会議(サミット)に参加している国(日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ)に限ると、すべてが二院制を採用しています。

  • 参議院は衆議院とどこが違うのですか

    任期、選挙制度、解散の有無、権限などが異なります。詳しくは「参議院のあらまし」の「国会の基礎知識(国会の地位と権能)」をご覧ください。

  • 衆議院の優越とは何ですか

    憲法は、衆議院と参議院の意思が一致しないときに、いくつかの点で衆議院の方に強い権限を認めています。これを衆議院の優越といいます。詳しくは「参議院のあらまし」の「国会の基礎知識(両議院の関係)」をご覧ください。

  • 両院協議会とは何ですか

    国会の意思が成立するためには、両議院の議決が一致することが必要です。両議院の議決が一致しない場合には、両院の意思の一致を図るための話し合いが開かれることがあります。それが両院協議会です。両院協議会は、予算の議決、条約の締結の承認、内閣総理大臣の指名について両院の議決が一致しない場合には、必ず開かれます。

    両院からそれぞれ10人の委員を選出して協議を行い、協議案が出席協議委員の3分の2以上の多数で議決されたとき成案となります。成案は、両院でそれぞれ審議されます。

    予算の議決、条約の締結の承認、内閣総理大臣の指名について協議が整わない場合は、憲法の規定により衆議院の議決が国会の議決となります。

  • 「緊急集会」とは何ですか

    衆議院の解散中に国に緊急の必要が生じた場合、内閣は、参議院の緊急集会を求めることができます。詳しくは「参議院のあらまし」の「国会の基礎知識(参議院の緊急集会)」をご覧ください。

  • 「通常国会」、「臨時国会」、「特別国会」は、それぞれどう違うのですか

    正式には「常会」、「臨時会」、「特別会」といいます。それぞれ、召集の理由や会期の延長などが異なっています。詳しくは「参議院のあらまし」の「国会の基礎知識(国会の召集と会期)」をご覧ください。

  • 会議録を見るにはどうしたらいいですか

    参議院の本会議、委員会等の会議録は、「会議録情報」から閲覧することができます。

    冊子をご覧になりたい場合は、参議院サービスロビー参議院議会史料室、国立国会図書館などで閲覧することができます。詳しくは、「ご案内」の「会議録の閲覧・購入」をご覧ください。

  • ホームページの会議録は会議の何日後に見られますか

    国会会議録検索システム(別ウィンドウで開きます)には、会議の日からおよそ12~14日後に掲載されます。

国会議事堂について

  • 国会議事堂はいつ建てられたのですか

    現在の国会議事堂は、大正9年(1920年)1月に着工し、17年の歳月をかけて昭和11年(1936年)11月に完成しました。(詳しくは「国会体験・見学」の「国会議事堂案内」をご覧ください。)

  • 日本に議会が開設されてから、今の議事堂ができるまではどこで会議を行っていたのですか

    仮議事堂を建築し、そこで会議を行っていました。詳しくは「国会体験・見学」の「議事堂建築の概要」をご覧ください。

  • 現在の議事堂をデザインしたのはだれですか

    現在の議事堂を建築するに当たっては、意匠設計を一般公募しました。118通の応募があり、20図案が一次選考を通過しました。一次選考を通過した20図案を対象に二次選考が行われ、新たに図案が提出されました。その結果、4図案が当選し、1等(賞金1万円)には宮内省技手の渡邊福三(わたなべふくぞう)さんの図案が選ばれました。実際の基本設計は、これら当選図案を参考とし、大蔵省臨時議院建築局が作成したため、完成した国会議事堂は、渡邊さんのデザインとは違ったものとなっています。

    渡邊福三(わたなべふくぞう)さんの図案

  • 議事堂の建築費用はいくらですか

    当時のお金で約2,573万6,000円を投じて建築されました。現在いくらになるかは、一概にはわかりません。

  • 国会議事堂はどのくらいの大きさですか

    長さ206.36メートル、奥行き88.63メートルあります。中央塔の高さは65.45メートルあります。詳しくは「国会体験・見学」の「国会議事堂案内(国会外景)」をご覧ください。

  • 議事堂にはいろいろな種類の石材が使われているというのは本当ですか

    「帝国議会議事堂建築報告書」によれば、国会議事堂の外装用として、花こう岩3種類、内装用(装飾用)として大理石が33種類、蛇紋岩(じゃもんがん)2種類、珊瑚石灰岩(さんごせっかいがん)1種類、橄欖岩(かんらんがん)1種類、日華石(にっかせき)1種類の石材が使用されています。石材は日本全国から集められました。中央広間のモザイク

  • 議事堂の中央塔の中はどうなっているのですか

    2階から6階部分まで、吹き抜けの中央広間があり、その高さは約33メートルです。その上に高さ約5メートル、面積270平方メートルのホールがあります。ホールの天井には16個のランプが円形に飾られており、床は木のモザイクでできています。四方には5個ずつ窓がついています。このホールは、現在、安全性の問題などから公開されていません。

    ホ-ルの中央には長いラセン階段があり、中央塔の頂上にあたる展望室に通じています。展望室は、広さ13平方メートルの狭い部屋で、かつてはそこから東京中の景色が展望できたそうです。

  • 中央広間にある銅像はだれの銅像ですか

    板垣退助、大隈重信、伊藤博文です。昭和13年(1938年)に大日本帝国憲法発布50年を記念して作られました。

  • 議事堂のライトアップの期間と時間帯を教えてください

    毎日、日没から午後8時までです。議会開設百周年を記念して、平成2年(1990年)11月28日から原則として毎日実施しています。ライトアップされた議事堂

傍聴・見学について

  • どうすれば本会議や委員会を傍聴できますか

    本会議を傍聴する場合、議員紹介は必要ありませんが、委員会等を傍聴する場合には議員を通じた手続きが必要です。詳しくは「国会体験・見学」の「傍聴のご案内」をご覧ください。

  • 見学の申し込み方法を教えてください

    どなたでも議員の紹介なしに見学することが出来ます。詳しくは「国会体験・見学」の「国会議事堂(参議院)見学のご案内」をご覧ください。

  • 駐車場はありますか

    個人の乗用車を停める駐車場はございませんので、公共交通機関でお越しください。

  • 最寄りの駅はどこですか

    永田町駅と国会議事堂前駅が最寄りの駅です。

    • 永田町駅(1番出口) 地下鉄有楽町線、半蔵門線、南北線
    • 国会議事堂前駅(1番出口) 地下鉄丸ノ内線、千代田線

    地図はこちら

  • おみやげは買えますか

    みやげ物店は、参議院側では、参議院別館の議員面会所と議員会館の地下1階にあります。議員面会所には手続きなしで入れます。なお、国会議事堂見学の場合、出口はみやげ物屋の反対側ですので、見学の前にご利用いただくことをおすすめいたします。

  • 国会見学のときに食堂は利用できますか

    見学コースには含まれておりませんので、ご利用いただくことはできません。

  • 参観者用のパンフレットが欲しいのですが

    「国会体験・見学」の「参観者用パンフレット」からパンフレットのPDFファイルをダウンロードできます。どうぞご利用ください。

  • バリアフリー対応はどのようになっていますか

    参議院では、高齢者や障害のある方のために、車椅子用スロープや障害者対応エレベーター、障害者用トイレなどを設置しており、また、委員会の傍聴がしやすくなるよう、補聴器を通じて審議の音声をとらえやすくする設備を多くの委員会室に設けております。

開会式について

  • 国会の開会式はどういうものですか

    開会式は、毎国会会期の始めに、両議院の議員が参議院の議場に集まり、天皇陛下をお迎えして行われます。詳しくは「参議院のあらまし」の「国会の基礎知識(開会式)」をご覧ください。

  • なぜ開会式は参議院で行われるのですか

    開会式が参議院で行われるのは、帝国議会時代の開院式が現在の参議院の建物を使用していた貴族院で行われており、天皇のお席などの設備が参議院の本会議場にしかないためです。

    参議院の本会議場にある席の数は460であり、衆参両院の議員定数710より大幅に少ないため、開会式に出席する議員が多いときは、通路や本会議場後方の空きスペースに立ったまま列席する議員もいます。

  • 開会式を見ることはできますか

    開会式は会議ではなく式典ですので、一般の方の見学はできません。

    インターネットをご利用できる場合は、参議院インターネット審議中継(別ウィンドウで開きます)で開会式の様子を中継しますので、そちらをご利用ください。

本会議について

  • 参議院の本会議の定例日や開議時刻はどうなっていますか

    参議院の本会議の定例日は、月曜日、水曜日、金曜日です。ただし、定例日に必ず本会議が開かれているわけではなく、定例日以外でも必要に応じて開会されることがあります。また、開議の時刻は原則として午前10時ですが、その他の時刻に開かれることもあります。

  • 本会議場の議員の席は決まっているのですか

    本会議場で各議員が座る席は決まっており、「議席」と呼ばれています。議席は召集日の本会議において議長が指定しますが、その区分については衆議院、参議院ともに会派別に分けられています。衆議院では、議長から見て右側から左側に向かって大会派順に割り当てられているのに対し、参議院では、議席の中央を大会派が占め、その左右に小会派が位置しています。各会派とも当選回数が少ない議員ほど演壇から見て前のほうに座り、当選回数を重ねた議員になるほど順次後方の席に座っていくのが一般的です。

    ちなみに、帝国議会の貴族院においては、最前列の席に皇族が座るなど、議席は爵位によって決められており、衆議院では、明治37年(1904年)を境に、それまで抽選によって議席が決められていたものが、それ以降は会派別に改められたということです。

  • 本会議の採決方法にはどのような種類があるのですか

    本会議の議事は、特別の場合を除いて、出席議員の過半数の賛成で決定します。本会議での採決には、起立採決、記名投票などの方法があります。記名投票は、議長が必要と認めたとき又は出席議員の5分の1以上から要求があるときに行われます。記名投票の場合には、賛成の議員は白色票を、反対の議員は青色票を投票します。なお、参議院では平成10年(1998年)1月に召集された第142回国会から押しボタン式投票が導入されました。参議院における議案の採決は、記名投票を行う場合を除いて、押しボタン式投票により行うこととなっております。

    押しボタン式投票の導入により、議案に対する各議員の賛否を迅速に集計・記録できるようになりました。

    投票結果は、「今国会情報」及び「ライブラリー」の「投票結果」からご覧になれます。

  • 押しボタン式投票について教えてください

    押しボタン式投票は、平成7年(1995年)に斎藤議長の下に設置された諮問機関「参議院制度改革検討会」で1年にわたって検討された結果、参議院規則の改正を経て平成10年(1998年)1月召集の第142回国会から本会議の採決に導入されました。

    押しボタン式投票の導入により、議案に対する議員個々人の賛否を迅速に集計記録できるようになりました。

  • 押しボタン式投票又は記名投票で賛成と反対が同数になったときはどうするのですか

    押しボタン式投票又は記名投票の結果、賛成票と反対票が同数になったときは、議長が可決にするか、否決にするかを決めることとなっています。これを議長の「決裁権」といいます。これまで参議院では2例ありました。

    昭和50年(1975年)7月4日(第75回国会)の本会議で政治資金規正法改正案を採決したとき、賛成117票、反対117票で可否同数となったため、河野謙三議長が可としました。

    平成23年(2011年)3月31日(第177回国会)の本会議で国民生活等の混乱を回避するための平成22年度における子ども手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案を採決したとき、賛成120票、反対120票で可否同数となったため、西岡武夫議長が可としました。

  • 参議院本会議場の空席が目立つのはなぜですか

    空席が目立つのは、248という議員定数に対して、議席の数は460あるためです。参議院の議場は戦前の貴族院時代の施設をそのまま利用しているので、席の数の方が多くなっています。

  • 議長席には鳴らされたことのない鈴があるというのは本当ですか

    議場の静粛を保つため、衆参両院本会議場の議長席には鈴が用意されています。両院の議院規則では、議長が鳴らしたときは何人も沈黙しなければならないものとされています。参議院ではこの鈴を「振鈴(しんれい)」と呼んでいます。貴族院当時から現在まで、1度も鳴らされたことがありません。

    振鈴(しんれい)の写真

    振鈴(しんれい)

  • 本会議を開会するとき、議長がたたく木槌は何ですか

    「ギャベル」です。参議院では本会議を開会するときに議長がこれを「トントン」とたたいて静粛を求めます。

    この木槌は、参議院の議員団が昭和25年(1950年)にアメリカ上院を視察した際、おみやげとして持ち帰ったのがきっかけで使用されるようになりました。

    ギャベルの写真

    ギャベル

  • 投票結果を知りたい場合はどうすればよいのですか

    本会議の投票結果については、こちらからご覧になれます。

委員会について

  • 参議院にはどんな委員会があるのですか

    委員会には常任委員会と特別委員会の2つがあります。常任委員会は内閣委員会や総務委員会など17設置されています。特別委員会は会期ごとに必要に応じて設置されます。また、参議院独自の機関として調査会があります。詳しくは「今国会情報」等をご覧ください。

  • 参議院の「調査会」とはどういうものですか

    国政の基本的事項に関して、長期的かつ総合的な調査を行うために設けられる参議院独自の機関です。法律案の審査は行いませんが、調査の成果として法律案を提案することができます。詳しくは「参議院の調査会について」をご覧ください。

議案について

  • 議案の審議状況を知りたい

    「議案情報」をご覧ください。

  • 参議院で行われた決議の見方を教えてください

    第164回国会(平成18年(2006年)1月召集)以降に行われたものについては、「今国会情報」及び「ライブラリー」の「本会議決議」、「委員会・調査会決議」、「附帯決議」及び「決算に関する決議等」をご覧ください。

    それ以前のものについては、審議概要からご覧になれます。「III 本会議の審議概要」又は「IV 委員会及び調査会等の審議概要」から、該当する会議を選んでご覧ください。

    お望みの情報が見つからない場合は、国会会議録検索システム(別ウィンドウで開きます)をご利用ください。

  • 衆議院が賛成、参議院が反対のときの法案はどうなるのですか

    衆議院が可決した法案を参議院が否決した場合には、普通は法律として成立しませんが、衆議院がどうしてもこの法案を法律として成立させたいと思う場合には、参議院に対して両院協議会を開くことを求めて(国会法第84条)妥協の途を探るか、再度本会議で採決して3分の2以上の多数で成立させる(憲法第59条第2項)かの二通りの方法があります。

  • 先に参議院で審議する法律案が、参議院で否決された場合はどうなりますか

    参議院先議の法律案が参議院で否決された場合は、その段階で廃案となります。

議員について

  • 参議院に女性議員は何人いますか

    「議員情報」の「会派別所属議員数」をご覧ください。数字の右にある括弧内が女性議員の数(内数)です。

  • ○○議員の発言を見たいのですが

    会議録でご覧になりたい場合は、国会会議録検索システム(別ウィンドウで開きます)の「発言者名」で議員名を検索してください。衆参の別や発言した時期、会議名などを入力すると、より検索しやすくなります。

    映像でご覧になりたい場合は、インターネット審議中継(別ウィンドウで開きます)の「会議名や発言者からの検索」にある「発言者一覧」で議員名を検索してください。ただし、公開期間は各国会ごとに会期終了日から1年が経過した日までとなっておりますので、ご注意ください。

  • ○○議員のプロフィールを見たいのですが

    「議員情報」の「議員一覧(50音順)」から議員氏名をクリックしてご覧ください。

  • 現在の議員の任期はいつまでですか

    • 第25回通常選挙(令和元年(2019年)7月21日)で当選した議員の任期:令和7年(2025年)7月28日まで
    • 第26回通常選挙(令和4年(2022年)7月10日)で当選した議員の任期:令和10年(2028年)7月25日まで
  • 第1回参議院通常選挙の議員の任期はどのようになっていたのですか

    参議院議員は半数改選制をとっているため、第1期の参議院議員の半数の者の任期は3年とされました。そこで、第1回通常選挙の当選者のうち、得票数の上位半数を6年議員、下位半数を3年議員としました。

  • 参議院の歴代の議長と副議長を教えてください

    「歴代議長副議長」をご覧ください。

  • 議長の任期は何年ですか

    議長の任期は、「議員としての任期」です(国会法第18条)。

    議員の任期は6年ですから、議長の任期は6年ということになりますが、実際には、通常選挙後初めて国会が召集されたときは議長は辞任することになっています。

    新たな議員による構成で議長を選挙することになりますが、辞任した議長が再び選出されることもあります。多選について禁止する規定はありません。

  • 国会議員の歳費はいくらですか

    国会議員の歳費は、「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」によって定められています。
    歳費月額は、以下のとおりです(令和5年11月現在)。

    議長
    217万0,000円
    副議長
    158万4,000円
    議員
    129万4,000円
  • 議員の服装に決まりはありますか

    本会議場や委員会室では、帽子や外とう、襟巻などを着用してはならないと決められています(参議院規則第209条)。また、本会議場では必ず上着を着用することが先例で決まっています。

  • 参議院では「クールビズ」を採用していますか

    参議院では、毎年5月1日から9月30日まで「院内においては、上着、ネクタイを着用しないことも可とする」「議場においては従来のとおり必ず上着を着用する」等の申合せを行っています。

  • 参議院議員は総理大臣にはなれないのですか

    参議院議員でも国会で指名されれば総理大臣になれます。ただ、これまでに参議院議員が総理大臣になった例はありません。

  • 議員は芸名などの通称を使ってもいいのですか

    平成9年(1997年)6月9日の議院運営委員会理事会決定で、参議院でも通称の使用が認められています。 議院運営委員会理事会の協議を経て、議長が許可します。 通称を使用している議員や本名については、「議員情報」の「議員一覧(50音順)」をご覧ください。

会派・政党について

  • 参議院の会派勢力を教えてください

    「議員情報」の「会派別所属議員数」をご覧ください。

  • 「政党」と「会派」はどう違うのですか

    会派とは議院内で活動を共にしようとする議員のグループで、2人以上の議員で結成することができます。会派は、同じ政党に所属する議員で構成されるのが普通ですが、政党に所属していない議員同士で会派を組んだり、複数の政党で一つの会派を構成したりすることもあります。委員会の委員・理事、質疑時間の割当てなどは、会派の所属議員数に比例して会派ごとに割り当てられます。

    政党とは、一般的には、政治について同じ意見をもつ人たちが、その意見を実現するためにつくる団体のことを言います。政党は、国民のさまざまな意見や利益を政治に反映し、国民と国会や政府を結ぶパイプ役としての役割を果たしています。なお、「政党助成法」等では、それぞれ必要な範囲で「政党」の条件を規定しており、国会議員が5人以上、総選挙又は通常選挙で有効投票総数の100分の2以上の得票を得たことなどの要件があります。

選挙について

  • なぜ参議院の定数は248人なのですか

    最初の参議院議員の定数は昭和21年(1946年)に定められました。

    当初の案では、衆議院議員の定数の約3分の2ということで300人前後とし、そのうちほぼ半数の150を各都道府県の区域(地方区)から選出し、残り150を全国一つの選挙区(全国区)から選出するというものでした。しかし、この政府決定に対し、当時日本を占領していた連合国総司令部(GHQ)から、定数を減少させることなどの申し入れがあり、その結果、地方区150人、全国区100人の250人となりました。

    その後、昭和47年(1972年)の沖縄復帰に伴い、沖縄県選出議員が2人加わって、地方区定数が152人となったため、議員総定数は252人になりました。

    平成12年(2000年)には参議院議員の定数が10人削減されました。参議院議員は半数ずつ3年ごとに改選されるため、平成13年(2001年)の通常選挙から247人となり、平成16年(2004年)の通常選挙から242人となりました。

    平成30年(2018年)には参議院議員の定数が6人増えました。参議院議員は半数ずつ3年ごとに改選されるため、令和元年(2019年)の通常選挙から245人となり、令和4年(2022年)の通常選挙から248人となりました。

  • 参議院議員が半数ずつ改選されるのはなぜですか

    参議院議員の任期は6年で、3年ごとに議員の半数が改選されます。つまり、比例代表選出議員50人、選挙区選出議員74人、合計124人が1度の通常選挙で改選されることになります。

    このように改選の時期を6年の任期ごとに一斉に行うのではなく半数改選としたのは、議院の継続性を保つとともに国会の機能の空白化を防ぐことを目的としているからです。なお、参議院には衆議院のような解散がないので、半数改選も規則正しく実施されます。

  • 参議院選挙はどういう方法で行われていますか

    現在の参議院議員は、比例代表選挙と選挙区選挙によって選ばれています。

    比例代表制とは各政党の得票率に応じて議席数を配分する制度です。第13回通常選挙(昭和58年(1983年))から採用されました(それまでは全国を一つの選挙区とし候補者個人へ投票する「全国区制」)。

    なお、比例代表制は、第18回通常選挙(平成10年(1998年))まで「拘束名簿式比例代表制」によって行われていましたが、第19回通常選挙(平成13年(2001年))からは「非拘束名簿式比例代表制」にかわりました。

    第25回通常選挙(令和元年(2019年))からは特定枠制度が新たに導入されました。(現行の参議院議員選挙制度についてはこちら)

  • 「拘束名簿式比例代表制」と「非拘束名簿式比例代表制」の違いは何ですか

    「拘束名簿式比例代表制」とは、有権者は政党名で投票し、各政党の議席数は得票数に応じて配分され、当選者はあらかじめ各政党から提出されている名簿の上位から決まっていくという仕組みです。

    これに対し「非拘束名簿式比例代表制」では、有権者は、政党名か名簿に掲載されている候補者個人名のどちらかに投票します。各政党の議席数は政党名と個人名の得票数の合計に応じて配分され、当選者は個人名の得票数が多い順に決まります。

  • 通常選挙の日はどうやって決めるのですか

    通常選挙の選挙期日の公示は、天皇の国事行為(憲法第7条4号)ですので、実質的に、内閣の閣議決定により決まります。

    通常選挙は、前議員の任期が終わる日の前30日以内に行う(公職選挙法第32条第1項)こととされていますが、この期間が開会中又は閉会の日から23日以内にかかる場合は閉会の日から24日以後30日以内に行う(同法第32条第2項)とされていますので、この範囲内で決めることになります。

  • 議員に欠員が出たときはどうするのですか

    欠員が生じると、国会法第110条の規定により議長は内閣総理大臣に通知します。その通知があった日から5日以内に、内閣総理大臣は総務大臣に通知し、選挙区選出の場合は都道府県知事を通じて都道府県の選挙管理委員会に(公職選挙法第111条第1項1号)、比例代表選出の場合は中央選挙管理会に通知します(同法第111条第1項2号)。

    <比例代表選出議員の欠員による繰上補充実施のながれ>

    通知を受けた中央選挙管理会は選挙会を開き、名簿における順位に従い当選人を定め、名簿届出政党及び当選人に告知します。また直ちに、当選人の住所・氏名を告示し、告示の日をもって任期開始となります。

    <選挙区選出議員の欠員による補欠選挙実施のながれ>

    通知を受けた都道府県の選挙管理委員会は、選挙の期日を告示し補欠選挙を行わなければなりません。

    選挙期日(投票日)は原則として、

    9月16日から3月15日まで(第1期間)の間に生じた欠員については4月の第4日曜日

    3月16日から9月15日の間(第2期間)に生じた欠員については10月の第4日曜日

    となります(公職選挙法第33条の2第2項)。

    投票の最多数を得たものが当選人となります。

ホームページについて

  • 文字サイズを変えるにはどうしたらいいですか

    画面の文字サイズは、ブラウザから変更することができます。また、ページ上部の「文字サイズの変更」で文字サイズを変更することができます。

  • ほしい情報が見つかりません

    サイトマップをご用意しましたので、そちらからご確認ください。または各画面の右上にあるサイト内検索をご利用ください。ご不明な点がございましたら、Eメール:webmaster@sangiin.go.jpまでご連絡ください。

  • 写真や画像を使いたいときはどうすればいいですか

    ホームページの中の写真を掲載する際には、参議院の許可が必要です。広報課までお問い合わせください(お問い合わせ先)。

  • 参議院ホームページへのリンクを貼りたいときはどうすればいいですか

    参議院ホームページへのリンクを希望される方は、リンク元ホームページの名称、URL、申請者等を明記の上、Eメール:webmaster@sangiin.go.jpまでご連絡ください。 なお、誠に勝手ながら、将来予告なくURLを変更する可能性もありますので、リンクはトップページ(http://www.sangiin.go.jp)に設定していただくようお願いしております。

その他

  • 国会ではどのような人たちが働いているのですか

    国会議員以外に、それぞれの議員の事務室で秘書が働いています。秘書には公設秘書(公務員として国から給料が支払われる者)と私設秘書があり、公設秘書は、1人の議員に3人まで認められています。うち1人は「政策担当秘書」です(政策担当秘書については「ご案内」の「政策担当秘書資格試験」をご覧ください)。

    衆参両院には、それぞれ事務局、法制局があり、本会議・委員会などの運営事務を行う者、議員の国政調査活動又は法律案立案作業を直接手助けする者、会議録を作成するための速記者、警備を行う衛視、自動車の運転手などさまざまな職種に分かれて働いています。

    この他、国立国会図書館職員、裁判官訴追委員会職員、裁判官弾劾裁判所職員、各省庁の国会担当職員、国会内の郵便局、旅行会社、食堂、各種売店、美容室、印刷屋さんなどで働いている人たちも大勢います。

  • 参議院の予算、決算額はいくらですか

    令和5年(2023年)度の参議院の予算額は409億1,046万3,000円です。

    令和4年(2022年)度の参議院の決算額は396億8,969万7,274円です。

  • 参議院の連絡先を教えてください

    連絡先は以下のとおりです。

    参議院
    住所:
    100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
    電話:
    03-3581-3111(代表)
    メール:
    webmaster@sangiin.go.jp
    なお、添付ファイルは受け取れませんのでご注意ください。