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参議院の動き

参議院ODA調査派遣第2班

令和5年7月30日~8月5日

ODA調査派遣第2班(令和5年7月30日~8月5日)、プンプレック浄水場視察(カンボジア)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけますプンプレック浄水場視察(カンボジア)

ODA調査派遣第2班(令和5年7月30日~8月5日)、国立母子保健センター視察(カンボジア)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけます国立母子保健センター視察(カンボジア)

ODA調査派遣第2班(令和5年7月30日~8月5日)、タゴン灌漑施設視察(ラオス)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけますタゴン灌漑施設視察(ラオス)

ODA調査派遣第2班(令和5年7月30日~8月5日)、ブンフェン保健大臣との意見交換(ラオス)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけますブンフェン保健大臣との意見交換(ラオス)

参議院は、ODA調査派遣第2班(団長高橋はるみ議員、松山政司議員、森屋隆議員及び宮崎勝議員)を、令和5年7月30日(日)から8月5日(土)まで、カンボジア王国及びラオス人民民主共和国に派遣しました。

カンボジア王国では、プノンペンにおいて、30年にわたり日本が支援してきたプンプレック浄水場(無償、技術協力)、日本が病棟建設のほか、医療人材育成に寄与し、現在はカンボジアの母子保健医療の中核的機能を果たしている国立母子保健センター(無償、技術協力)を視察するとともに、事業の概要や成果、今後の課題等について意見交換を行いました。

シェムリアップにおいては、急増する水需要に対応できるよう円借款により新設されたシェムリアップ浄水場を視察し、浄水場関係者と意見交換を行ったほか、JICA海外協力隊員と意見交換を行いました。また、アンコールワット及びバイヨン寺院における遺跡修復事業(ユネスコ拠出金等)の現場を訪問し、人材育成を軸に長期にわたり遺跡修復事業に携わっている専門家から、それぞれ説明聴取及び今後の課題についての意見交換を行いました。

ラオス人民民主共和国では、ビエンチャン県において、ビエンチャン首都圏のピーク電力需要への対応能力強化を図るナムグム第一水力発電所拡張事業(有償)を視察しました。ナムグムダム視察の後、ダム建設にあたり犠牲となられた日本人の墓所を訪れ献花しました。また、パサン地区において、住民の保健医療サービス利用環境改善のために建設されたパサン小病院母子保健棟(草の根無償)の引渡式に出席し、院内を視察するとともに、病院長及びビエンチャン県知事等から説明を聴取しました。

さらに、首都ビエンチャンにおいて、老朽化した灌漑用ポンプ等の改修により農業の生産性向上につながったタゴン灌漑農業改善計画(無償)、JICA海外協力隊員が収蔵品の保管・整理作業等の指導等を行っているラオス国立博物館、救急外来部門等の新棟建設及び医療機材の供与等(無償)を行っている国立セタティラート病院を視察したほか、ラオスの玄関口であるビエンチャン国際空港ターミナル拡張事業(無償)を視察し、日本企業で初めて海外の空港運営に参画した運営会社から事業の概要を聴取し意見交換を行いました。

また、カムチェン計画投資大臣、ブンフェン保健大臣、プット教育スポーツ大臣とそれぞれ会談し、ラオス人民民主共和国に対する我が国の開発協力の在り方、懸案事項等について率直な意見交換を行ったほか、ラオスで活躍するJICA専門家、JICA海外協力隊員、在留邦人企業関係者との意見交換を行いました。