当面の課題について報告
参議院改革協議会報告書
本協議会は、「参議院の組織及び運営の改革に関する諸問題」について調査検討を行い、「当面の課題」について結論を得たので、別紙のとおり報告する。
平成十五年七月二十八日
参議院改革協議会座長 青木 幹雄
参議院議長 倉田 寛之 殿
当面の課題について
- 議員の海外派遣に関しては、従来の枠組みをすべて白紙に返して全面的に見直し、平成十六年度以降は、次の観点等を考慮し、新たに派遣計画を策定するものとする。
- 東南アジア等の近隣諸国を重視する。
- 国際会議への派遣に重点を置くこととし、派遣議員の継続性の確保に努める。
なお、海外派遣の在り方については、おおむね三年ごとに見直しを行うものとする。
- 決算重視の立場から、ODA経費の効率的運用に資するため、新たにODAに関する専門の調査団を派遣することとし、経費は現行の海外派遣予算とは別枠とするものとする。
- 決算重視の立場から、決算委員会における決算審査の初日は全閣僚出席の下に行うこととし、予算委員会における総予算審査の基本的質疑二日間のうちの一日分を充てるものとする。
以上の三点について座長として意見を聴いたところ、大方の賛同を得た。
なお、基本的な考え方に対して基本的に賛成だが、2については現在の厳しい財政状況の中で予算の増額は考えるべきであるとの意見、3については予算、決算の日程は現場で協議すべきであり改革協議会で考えるべきでないとの意見があった。
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