参議院警務部は、議院の秩序保持のための組織として事務局の中に位置づけられており、参議院議長の指揮の下に約200名の衛視が、議院警察の執行に当たっています。
衛視は、厳正な規律を養うため服装及び貸与品の点検と、当日の警備状況について詳しく指示が与えられます。また、常会の召集日には、参議院議長による衛視観閲が行われ、議長から訓示を受けます。
開会式当日の衛視点検
衛視は、議院の秩序保持のため、議事堂の出入口や内部要所において立番勤務をします。
議長、副議長、総理大臣並びに参議院を訪れる内外の貴賓などの身辺警護に当たります。
国民に国会の仕組みや議事堂の歴史、特徴などについて説明し、国会について理解を深めてもらうことを目的に参観案内を行っています。
国会議事堂を火災から守るため、総合防災訓練や消防訓練を行っております。このほかにも、避難誘導訓練、救助・救護訓練等も行います。
採用後、1年間は初任教養期間となり衛視としての心構えを養うとともに、議院警察の執行など必要な知識や技能を習得します。