「議会制民主主義」を支える― その気概こそが、我々事務局職員の原点です。
国民の代表による議論を通して得られた結論に基づいて国の将来を決定するという「議会制民主主義」について、多くの方は、それを所与のものと考え、日頃の生活において特に思いを馳せることもないのではないでしょうか。
しかし、「議会制民主主義」は、数え切れないほどの多くの人が、その実現を目指して奔走した結果、勝ち取ってきたものであると歴史は教えてくれます。
参議院事務局は、この価値ある「議会制民主主義」を支えることを使命としています。
会議運営、調査、総務の各部門が、それぞれの機能を最大限発揮し、また相互に連携することにより、参議院及び参議院議員の活動を補佐し、公正かつ円滑な議会運営、充実した審議の実現を図ることを通して、その使命を果たしているのです。
日本国憲法の制定とともに参議院が発足してから70 年以上が経ちます。
近時、参議院に対する国民の注目がますます高まる中、事務局職員は、参議院、そして自らに求められる役割を自問し、時に対峙する問題の大きさにおののきながらも、職責を全うするために日々葛藤し、努力しています。