事務所によって、政策担当秘書の職務は様々です。ここで紹介するのは、議員会館など国会活動のベースになる事務所で行う仕事の一部です。この他にも様々な業務があり、他の秘書と分担して行うことになります。
議員から『ダイオキシンの土壌汚染の問題は今どうなっているか調べてくれ。』との指示がある。
議員の所属委員会等の問題については日常的な勉強が必要です。特に時事問題や長期的な政策の研究、あるいは党の政策の研究、立案などです。新聞や他の資料のスクラップをはじめ、各テーマの主要論点について議員に尋ねられたら短時間で答えられるだけの準備が必要です。政策担当秘書は議員の目になり耳になる立場です。
消費者契約法案について作業チームで各界の意見を聴く。
議員が会合を主催し、あるいは事務局を担う場合は、党の政策スタッフと協力しながら会合の設定や説明者の人選・依頼をします。必要に応じて会議用のレジュメも作成します。
不法投棄業者に処理費用負担と相応の罰則を定める議員立法をする。
多くの場合、議員連盟や勉強会等のグループが議員立法をします。議員がグループの中心メンバーである場合、政策担当秘書は以下の準備等を行います。
議員が政府提出法案について委員会で質疑をする。
一般に議員の活動の場は、委員会が中心になります。委員会質疑の予定が決まると政策担当秘書は忙しくなります。ある程度先を見越して資料収集することが大切です。
政策担当秘書資格試験合格者のためのオリエンテーション事務局「政策担当秘書のための立法調査等業務マニュアル」(参考資料)を基に作成。