令和8年5月28日
参議院議場
本日、フィリピン共和国より、フェルディナンド・ロムアルデス・マルコス・ジュニア大統領閣下及び同令夫人を国会にお迎えし、親しくお話しいただく機会を得ましたことは、この上ない喜びでございます。
本年は、フィリピンと日本との国交正常化70周年という重要な節目の年にあたります。こうした中、閣下が我が国をご訪問くださったことは大変意義深いことであり、心より歓迎申し上げます。
フィリピンの英雄ホセ・リサール博士は、フィリピンを「東洋の真珠」に例えられました。美しい海に囲まれ、多彩な文化がきらめくフィリピンの代名詞として、我が国でも広く親しまれております。
我が国において真珠は、古来その貴重さが称えられてきました。近代以降は、養殖の技術を通じて産業の発展を担うとともに、純真さを象徴する存在として、多くの国民から愛され続けてきました。
真珠の生成過程は、まさに自然界の奇跡です。貝の体内で、じっくりと時間をかけて育ち、やがて見事な姿をあらわす真珠は、寛容さや忍耐強さ、未来に向けて真摯に取り組む気高さを私たちに教えてくれます。
フィリピンと日本は、困難な時代を経験しながらも、長年にわたり友情を培ってまいりました。いまや両国は、基本的な価値や原則を共有する重要なパートナーとして、その連帯は非常に強固となっております。
これからも、「東洋の真珠」は、なお一層の光をまといながら、両国の進む道筋を照らしてくださることでしょう。両国が手と手を取り合い、ともに歩みを進めるならば、必ずや、輝かしい未来に至ると確信いたしております。
結びに、フィリピン共和国のさらなる御繁栄と大統領閣下御夫妻の御健勝をお祈り申し上げまして、衆参両院議員を代表し、歓迎の御挨拶といたします。