全国戦没者追悼式
本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、本追悼式が執り行われるに当たり、参議院を代表し、謹んで哀悼の誠を捧げます。
多くの尊い命が奪われたあの戦争から、80年がたちました。
犠牲となった方々には、大切な暮らしと愛する家族、なによりもかけがえのない未来があったはずです。それらが、なすすべもなく奪われた悲しみは、どれほどの年月がたとうとも、決して語り尽くすことはできません。
私たちは、現在のこの平和が、多くの方々の犠牲によって築かれたものであることを決して忘れることなく、戦争の悲惨さ、平和の大切さを、次世代へと引き継いでいかなくてはなりません。この使命を果たすために全力を尽くし、一心に平和を求め続けていくことを、ここに固くお誓い申し上げます。
結びに、戦没者の御霊の御平安と、御遺族の皆様の御多幸を心よりお祈り申し上げ、私の追悼の言葉といたします。
令和7年8月15日
参議院議長 関口 昌一