令和6年9月8日~9月14日
本議員団は、令和6年9月8日から14日までの7日間、オーストラリア連邦における持続可能な開発目標の達成に向けた気候変動対策、生物多様性保全、資源循環等の取組に関する実情調査及び同国の政治経済事情等視察のため、同国を訪問しました。
オーストラリア連邦ビクトリア州では、40年にわたり気候変動や環境問題に関するプログラムを地域コミュニティに対して提供しているシーリーズ・コミュニティ環境公園、化石燃料から水素へのエネルギー転換を見据え、水素100%の住環境を提示する水素展示ハウス、日本を含め各国の研究機関と炭素回収・利用・貯留の実証研究を行っているオトウェイ国際テストセンター及び大規模水素サプライチェーン構築プロジェクトにおいて液化水素の出荷地と位置付けられているヘイスティングス港を視察しました。
また、オーストラリアの著名な大学グループ「グループ・オブ・エイト」の一つであるモナシュ大学を訪問し、校内のギャラリーや日本語教育センターを視察したほか、気候変動とコミュニティとの関係等について同大学の教授陣と意見交換を行いました。
さらに、ビクトリア州政府より同州における再生可能エネルギーの普及施策や水素関連プロジェクトについて説明を受けました。
タスマニア州では、家畜が排出するメタンの削減に資する家畜用サプリメントを海藻から製造するシー・フォレスト社及び傷ついた野生動物の治療・リハビリを行い野生に戻す取組を行っているボノロング野生生物保護区を視察しました。
また、タスマニア州政府より同州における木材産業及び違法伐採対策について説明を受けました。
その他、オーストラリアに進出している日系企業や在留邦人と現地情勢等について意見交換を行いました。