令和2年9月8日
令和2年9月8日(火)、参議院議院運営委員会は、カレン・ブラッドリー議事手続委員長をはじめとする5名の英国下院議員と、新型コロナウイルス感染状況下における議会の取組等について、オンラインによる意見交換を行いました。
松村議院運営委員長は、コロナ禍における議会運営の在り方について議論する上で、英国議会で行われた遠隔投票や遠隔参加については日本の報道でも大きく取り上げられ、非常に関心を持っている旨述べました。加えて、今回は参議院として他国の議会とオンラインで会議を行う初めての試みであり、有意義な意見交換となることを望む旨述べました。
これに対し、ブラッドリー委員長は、このような貴重な機会を得られたことに感謝している旨述べ、参議院側が事前に英国の取組を調査した上でこの場に臨んでいることに敬意を表し、本日の意見交換がお互いに学ぶべきことの多いものとなることを期待する旨述べました。
次いで、各理事より、遠隔投票及び遠隔参加の導入実現に至った経緯、遠隔投票のセキュリティ対策、遠隔投票が継続されなかった理由、新型コロナウイルス感染症が議会の審議等に及ぼした影響、遠隔参加者及び議場の入場者の人数制限の方法、遠隔投票及び遠隔参加導入による採決等の在り方への影響、国会議員や秘書を対象としたPCR検査の有無等について質問し、約1時間40分にわたって意見交換が行われました。