参議院の動き

参議院議長談話

1万5千人以上が犠牲となった東日本大震災から9年が過ぎました。かけがえのない人を亡くされた方々にとって、本日3月11日は、片時も忘れることのできない日でありましょう。突然、あの日を境に、一人ひとりにあった「日常」を奪われたという現実は想像を絶し、大変胸が痛みます。

日本列島は、複数のプレートがひしめき合い、地震がいつ、どこで起きてもおかしくありません。私たちには、辛く悲しい震災の経験とそこから得た教訓を確実に次世代へと引き継ぎ、各人が高い意識を持って、災害に強い社会をしっかりと構築していくことが強く求められています。

引き続き、震災からの復興に全力で取り組んでいくこと、そして何より、忘れてはならない「被災された方々の心の復興」に最後まで寄り添っていくことが、私たち国政を預かる者に課された使命です。本日を迎えるに当たり、私も、今一度、胸に刻みたいと思います。

震災による全ての御霊が安らかならんことをお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様を始め、今を生き抜いている全ての方々の御平安を心から祈念いたします。