令和2年1月9日~1月15日
参議院は、ODA調査派遣第1班(団長岩井茂樹議員、こやり隆史議員、古賀之士議員及び若松謙維議員)を、令和2年1月9日(木)から1月15日(水)まで、フィリピン共和国及びインドネシア共和国に派遣しました。
フィリピン共和国では、マニラにおいて、海上保安関連機材等の供与や人材育成等を通じて海上安全分野の能力強化等に資する支援を行っているフィリピン沿岸警備隊、洪水対策支援として河川改修や可動堰等の建設を行っているパッシグ・マリキナ河川改修事業及び鉄道の安全性、快適性を向上させ、交通渋滞の緩和等に資する支援が実施されている首都圏鉄道(MRT)3号線の視察を行うとともに、事業の概要聴取、意見交換なども行いました。また、ペルニャ国家経済開発庁長官及びツガデ運輸大臣と会談し、我が国とフィリピンの協力関係やODAに係る懸案事項等について率直な意見交換を行ったほか、青年海外協力隊や在留邦人企業関係者等と意見交換を行いました。
インドネシア共和国では、ジャカルタにおいて、交通渋滞の緩和を図るための支援によって2019年3月に開通したジャカルタ都市高速鉄道(MRT)及び洪水被害の防御を目的としたプルイット排水機場緊急改修事業・ジャカルタ地盤沈下対策プロジェクトの視察を行い、事業の概要聴取、意見交換なども行いました。また、ブディ運輸大臣及びレオナルド国家開発企画庁次官と会談し、我が国の援助の在り方やODAに係る懸案事項等について率直な意見交換を行ったほか、青年海外協力隊やJICA専門家、在留邦人企業関係者等と意見交換を行いました。
また、ジョグジャカルタにおいては、スルタン・ジョグジャカルタ特別州知事と会談したほか、メラピ山麓及び下流域における防災体制の構築等を図るメラピ山緊急防災事業及び産学連携施設整備事業を実施しているガジャマダ大学の視察を行い、事業の概要聴取、意見交換なども行いました。そのほか、青年海外協力隊及び在留邦人企業関係者と意見交換を行いました。