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参議院の動き

欧州議会代表団参議院訪問

平成30年5月9日

第38回日本・EU議員会議のため来日した欧州議会代表団は、平成30年5月9日(水)、参議院議長応接室において、伊達議長、郡司副議長、山本議院運営委員長と懇談を行いました。

伊達議長は、欧州議会代表団の参議院訪問に歓迎の意を表した上で、日本とEUは親密なパートナーとして国際社会が直面する多くの課題に取り組んできており、日本とEU間の経済連携協定(EPA)は自由貿易を牽引する政治的意思を全世界に示すものとして大変歓迎すべきものであるとともに、戦略的パートナーシップ協定(SPA)は日EU関係を将来にわたって深化させる強固な法的基盤となるとの認識を示しました。また、40年前に日本・EU議員会議が創設された当時は日欧間の貿易摩擦が主題となっていたことに触れ、現在は日本とEUの関係がEPAやSPAの締結が間近に迫るまで成熟するに至った過程において、相互理解の促進と信頼関係構築のために双方の議員が果たしてきた役割と功績に敬意を表しました。

これに対し、ペトル・イェジェック欧州議会代表団団長は、歓迎に対する謝意を述べた上で、EPA及びSPAが大筋合意に至ったことは重要な節目であり、日本とEUの将来にわたる関係強化を示すとともに、保護主義の台頭が見られる中で、開かれた貿易に向けて日本とEUが指導力を発揮するという強いメッセージになるとの認識を示しました。また、今回の日本・EU議員会議ではこれらの協定のほか、安全保障問題についても議論されることとなるが、現在北朝鮮問題をめぐって進んでいる状況をEUも歓迎する旨を述べるとともに、北朝鮮問題を始めとする世界の様々な課題に対する日本の取組に感謝する旨述べました。