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参議院の動き

参議院議長談話(平成29年9月15日)

本日、北朝鮮は、国際社会の度重なる抗議と警告を無視し、弾道ミサイルを発射した。これは、先月29日の弾道ミサイル発射に続き、再度、我が国上空を通過する形でのミサイル発射であり、断じて容認できない暴挙である。

 北朝鮮のかかる行為は、今月3日の核実験や繰り返される弾道ミサイル発射を受けて新たな国連安保理決議が迅速かつ全会一致で採択されるなど、国際社会の非難が一層強まる中において行われたものであり、我が国を含む地域の平和と安全に対する、これまでにない重大かつ差し迫った脅威である。また、昨今、北朝鮮は、我が国への度を越した威嚇を繰り返しており、これらの挑発行動に対し、断固として抗議する。

 参議院は、これまで累次にわたり北朝鮮の核実験・弾道ミサイル発射に際し、厳重に抗議し、非難する決議を行ってきた。今回のミサイル発射を受け、改めて、北朝鮮に対し、更なる挑発行動を控え、全ての核及び弾道ミサイル計画を放棄し、朝鮮半島の非核化に取り組むことを強く求める。

 政府においては、米国、韓国、中国、ロシア等関係各国と緊密に連携し、国際社会に対して、今回の安保理決議を始め一連の決議に基づく制裁措置を完全に履行するよう求めるとともに、国際社会が一致団結して北朝鮮に対する一層厳格で実効的な措置をとるよう強く働きかけるべきである。

 また、政府においては、引き続き、我が国の平和と安全の確保、国民の安全と安心の確保に万全を期すよう強く求める。