1. トップ >
  2. 参議院の動き >
  3. 平成29年の参議院の動き >
  4. 参議院議長談話(平成29年9月4日)

参議院の動き

参議院議長談話(平成29年9月4日)

昨3日、北朝鮮は、国際社会の自制を求める声を無視し、6回目となる核実験を行った。北朝鮮のかかる行為は、唯一の被爆国である我が国として断じて容認できるものではなく、これは、先月29日の我が国上空を通過する形での弾道ミサイル発射に続く暴挙である。我が国の安全に対する、より重大かつ差し迫った、新たな段階の脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものであり、断固として抗議する。

 参議院としてはこれまでも、度重なる北朝鮮の核実験に際し、その都度厳重に抗議し、非難する決議を行ってきたところである。
 今回の核実験は、関連する国連安全保障理事会決議の重ねての明白な違反であり、国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦であり、北朝鮮は速やかに全ての核、ミサイル計画を放棄すべきである。

 政府においては、米国、韓国、中国、ロシア等関係各国と緊密に連携し、国際社会に対して、安保理決議に基づく制裁措置を完全に履行するよう求めるとともに、安保理を通じて、国際社会が一致団結して北朝鮮に対する一層厳格な措置をとるよう強く働きかけるべきである。

 また、政府においては、引き続き、我が国の平和と安全の確保、国民の安全と安心の確保に万全を期すよう強く求める。