参議院は、ＯＤＡ調査派遣第１班（団長津田弥太郎議員、石橋通宏議員及び山本順三議員）を、平成２５年３月８日（金）から３月１４日（木）まで、タンザニア連合共和国及びモザンビーク共和国に派遣しました。

タンザニア連合共和国では、北部のアルーシャ州において、稲作研修を行ったレキタツ灌漑地区（技術協力）、灌漑開発の人材育成のためＪＩＣＡ専門家を派遣しているアルーシャ工科大学（技術協力）、我が国が整備を支援したマクユニ・ンゴロンゴロ間道路（無償）、展示及び視聴覚機材の整備を支援したンゴロンゴロ自然保護区ビジターセンター（文化無償）、稲作研修を行ったマハンデ灌漑地区（技術協力）を視察しました。また、現地で活動する青年海外協力隊員やＪＩＣＡ関係者と意見交換を行いました。

その後、ダルエスサラームに移動し、効率的な送配電系統のための能力開発プロジェクト（技術協力）に関しタンザニア電力公社トレーニングスクールを視察したほか、滅菌器を供与したＣＣＢＲＴ（包括的・地域密着リハビリテーション・タンザニア）病院（草の根・人間の安全保障無償）を視察しました。また、キゴダ産業貿易大臣やチザ農業食料安全保障協同組合大臣を訪問し、タンザニアに対する我が国の援助の在り方等について意見交換を行ったほか、国際機関（ＵＮＤＰ、ＵＮＨＣＲ及びＷＦＰ）関係者や日本企業関係者等との意見交換を行いました。

モザンビーク共和国では、ノールマホメッド鉱物資源副大臣及びレベーロ運輸通信副大臣を訪問し、モザンビークに対する我が国の援助の在り方等について意見交換を行いました。

また、青年海外協力隊員等との意見交換を行うとともに、実際に協力隊員が活動する太陽海岸小学校（無償）を視察しました。さらに、ＵＮＡＣ（全国農民組合）関係者と熱帯サバンナ農業開発プログラムについて意見交換を行いました。