1. トップ >
  2. 参議院の動き >
  3. 平成24年の参議院の動き >
  4. 参議院ODA調査派遣第3班

参議院の動き

参議院ODA調査派遣第3班

平成24年2月5日~11日

  参議院は、ODA調査派遣第3班(団長赤石清美議員、徳永エリ議員、西村まさみ議員及び大家敏志議員)を平成24年2月5日(日)から11日(土)まで、モンゴル及び中国に派遣しました。各国では我が国ODAの実施状況や裨益効果等について視察を行ったほか、政府と意見交換を行いました。また、モンゴルでは青年海外協力隊員の活動を視察し、中国では専門家の活動の視察及び青年海外協力隊員との意見交換を行いました。

  モンゴルでは、第四次初等教育施設改善計画(無償)により増築された第35番学校、青年海外協力隊員がリハビリテーション能力の向上を指導し、医療用中古ベッド等の輸送経費支援(草の根無償)が行われた国立外傷整形外科センター、ビジネス人材の育成等に取り組むモンゴル・日本人材開発センター(技協)、ウランバートル市街地の外側に広がるゲル地区の生活環境を国連ハビタットと共に住民主導で改善するプロジェクト(コミュニティ開発無償)、新たな跨線橋を建設しウランバートルの南北交通を円滑化する高架橋建設計画(無償)を視察しました。なお、同国訪問中、我が国のモンゴルに対する草の根無償援助の署名件数が400件に達しました。
  さらに、ガンホヤグ大蔵副大臣を訪ね、我が国の援助の在り方に加え、豊富な鉱物資源により経済成長の著しい同国との互恵的関係の構築及び人的交流の重要性等について意見交換を行ったほか、同国に進出している日本企業関係者との意見交換の機会を得ました。

  中国では、北京において商務部を訪ね、通商及び海外からの援助受入れ等を担当する国際司との間で中国の経済発展に我が国の援助が果たしてきた役割、今後の対中援助における「発展協力」(発展のための協力)という視点の重要性、人的交流及び能力構築の重要性等について意見交換を行ったほか、対外援助司から中国の対外援助政策及び現状、対外援助における今後の日中協力の可能性等について説明を聴取し、意見交換を行いました。
  また、北京では、病院の建設(無償)及び診断・治療技術等の技術協力が20年以上行われてきた中日友好病院、天然ガスを利用した熱電併給設備により小型石炭ボイラーを代替し大気汚染の改善を目指す北京市環境整備計画(有償)を視察しました。四川省では、メタンガス施設の建設による森林伐採の削減及び植林・植草を行うプロジェクト(有償)、2008年の四川大地震により破壊された森林の再生を図るプロジェクト(技協)に加え、大地震跡地の視察を行いました。

35番学校の教室(モンゴル)(平成24年2月5日~11日)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけます 35番学校の教室(モンゴル)

草の根無償署名式(モンゴル)(平成24年2月5日~11日)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけます 草の根無償署名式(モンゴル)

商務部国際司での意見交換(中国)(平成24年2月5日~11日)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけます 商務部国際司での意見交換(中国)

四川大地震跡地で献花(中国)(平成24年2月5日~11日)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけます 四川大地震跡地で献花(中国)