平成23年11月17日
国賓として来日されたブータン王国国王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク陛下及び同王妃陛下が平成23年11月17日(木)、国会を訪問し、両院議長主催による歓迎会が衆議院議場において行われ、ジグミ・ケサル国王陛下が国会演説を行いました。
横路衆議院議長は歓迎の挨拶で、本年が日本とブータン王国の外交関係樹立25周年となる中での国王陛下御夫妻の訪日は、両国関係の更なる発展につながるものであり、これを機に、両国の友好親善が一層進展することを念願する旨述べました。
ジグミ・ケサル国王陛下は、東日本大震災を受けた日本に対し深く同情する旨述べた後、国際連合安全保障理事会の議席を拡大し、日本がその中で指導的な役割を果たすべく、ブータンとして全面的に支持をする、また、これまでの日本からの支援・善意に感謝するとともに両国民の間の絆をより強め、深めるための不断の努力を行う旨述べました。
最後に、平田参議院議長が、本年9月に参議院招待として上院議長が訪日し、日本との公式な議会間交流が初めて実現した、また、首相も訪日し、さらに、ここに両陛下を迎えることで、ブータン王国と日本のこれからのより一層充実した両国関係を予感させる旨述べました。
歓迎会には、衆参両院の464名の国会議員が参列しました。
ブータン王国国王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク陛下演説原稿(英語(PDF)仮訳(PDF))