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参議院の動き

中国全人代常務委員会副委員長兼秘書長一行参議院訪問

平成23年7月5日

中国全人代常務委員会副委員長兼秘書長一行参議院訪問(平成23年7月5日)の写真 クリックすると拡大写真がご覧いただけます

平成23年7月5日(火)、衆議院の招待で来日した李建国中華人民共和国全国人民代表大会常務委員会副委員長兼秘書長一行が、参議院を訪問し、議長応接室にて、西岡議長、尾辻副議長と懇談を行いました。

西岡議長は、中国共産党が創立90周年を迎えたことに祝意を表するとともに、東日本大震災に際しての中国の迅速な支援に謝意を述べました。
 また、大震災に伴う原子力発電所の事故に関し遺憾の意を表するとともに、当分の間、原子力エネルギーに依存していかなければならないことを冷厳な事実とし、事故がなぜ起こり、どのような対応がなされたのかといったプロセスを明らかにして行くことが日本の責務であると述べました。
 そして、日中関係は最も重要な二国間関係であり、根気良く関係改善に取り組むとともに、難問を後世に残さないことが重要であると述べました。

これに対し、李副委員長は、まず、呉邦国委員長の挨拶を伝え、西岡議長の訪中を招請しました。
 次いで、今回の大震災に触れ、中国でも、平成20年に四川大地震があり、その時の日本からの支援を国民は忘れておらず、共に、自然災害を数多く経験した国として悲しみを共有しており、巨大な自然災害を前に、両国国民が互いに助け合うことによって、国民感情が増進できたと述べました。
 また、日中関係発展のため、根気良く敏感な問題を解決し、これを次世代に残さないことが指導者の責務であり、来年予定されている参議院と全人代の第5回日中議員会議に期待すると述べました。