平成21年11月25日
平成21年11月25日(水)、クラーク国際連合開発計画総裁(元ニュージーランド首相)が参議院を訪問し、参議院議長応接室にて、江田議長及び山東副議長と懇談を行いました。江田議長から、かつてUNDP現地職員の案内でパレスチナを訪問した経験や昨年日本で開催されたTICAD Ⅳに合わせ議長公邸でアフリカ各国大使との懇談会を開催したことなどが述べられ、クラーク総裁からは、UNDPのパートナーとしてのこれまでの日本の貢献に対する謝意とアフリカ支援の拡大、気候変動問題への取組など日本の一層の貢献に対する期待が表明されました。
引き続き、クラーク総裁は、参議院政府開発援助等に関する特別委員会に出席し、スピーチを行いました。スピーチの中で、クラーク総裁は、世界同時不況、気候変動などの危機により、途上国の貧困問題等がここ数年悪化に転じている現状に触れ、国連システムの強力な支持国でありUNDPにとって長年のパートナーである日本が、ミレニアム開発目標達成、気候変動対策、アフガニスタン支援を始めとする平和構築、アフリカ支援などの分野でより大きな存在感を示していただきたい、また、そのためにUNDPと日本のパートナーシップを更に拡大していきたい旨述べました。
また、クラーク総裁は、スピーチの後、ODA特別委員会委員と意見交換を行いました。