参観ロビー:広報展示のご案内
参観ロビーでは、①「参議院の活動紹介」・②「体験・情報コーナー」・③「議事堂のあゆみ紹介」の区画に分け、参議院について紹介する広報展示を行っています。
(注意)参観ロビーは、参観コースの一部です。展示物等をご覧になりたい場合は、参観をお申し込みください。
①「参議院の活動紹介」
展示物のほか、パネルを活用し、「国会の働き」・「法律のできるまで」・「国会の一年」などの紹介をしています。
■国会の記章
国会では、様々な種類の記章を使用しています。記章は主として警備上の理由から設けられたもので、種類ごとに通行できる場所が定められています。
■投票箱・木札
本会議の表決において、議長が必要と認めた場合、又は出席議員の5分の1以上の要求があった場合は、記名投票を行います。記名投票では、各議席に備えてある議員の氏名を記した木札のうち、賛成者は白色票を、反対者は青色票を持参し、登壇の上投票します。木札は職員が受け取り、投票箱に順に並べていきます。内側に付いている目盛りにより票数を数えることができるようになっています。
②「体験・情報コーナー」
実際に触れて体験できる展示物や視聴覚装置などを活用した体験型のコーナーです。
■議席の複製
参議院議場にある議席の複製です。座って押しボタン式投票を体験できます。
■ギャベルの複製
参議院議長が本会議を開会するときに、静粛を求めるためにたたく木槌です。
■議事堂模型・参議院議場模型
視覚障害者の方にも議事堂や参議院議場の形を体験していただく模型です。
③「議事堂のあゆみ紹介」
議事堂完成までの様子や貴族院時代の貴重な資料を展示しています。
■第1回帝国議会開院式勅語
第1回帝国議会は、1890年11月25日に召集され、同月29日に開院式が行われました。これは明治天皇から各議員に発せられた勅語の複製です。
■貴族院の議員名簿
貴族院は、皇族、華族と勅選議員で組織されていました。勅選議員は、国に功績があった者や多額納税者などの中から天皇が任命しました。
■仮議事堂
日本に議会が開設された1890年から現在の議事堂が完成するまでの46年間の帝国議会は、仮議事堂で行われました。仮議事堂は火災により、2度建て替えられました。
■議事堂設計の懸賞当選図案
現在の議事堂の建築に当たっては、意匠設計を一般公募し、4図案が当選しました。(掲載画像は第一等当選図案)。
実際の基本設計は、これら当選図案を参考に大蔵省臨時議院建築局が作成しました。
■議事堂上棟式
議事堂は、1920年に着工されました。中央塔の鉄骨組立がほぼ完成した1927年4月7日、上棟式が行われました。
■議事堂の竣工
議事堂は、着工から17年の歳月をかけて1936年11月に完成し、同年11月7日に竣工式が行われました。
■御椅子
明治時代に貴族院議場に置かれていた御椅子です。開院式の時に天皇陛下がお座りになりました。
■部属抽選器
貴族院では、議会が召集されると、まず、各議員の所属する部(部属)を定めました。部属は、抽選により決定され、部を単位として、常任委員の選挙や控室の割当てなどが行われました。
この器具は、1904年から1936年まで、部属の決定に使用されていました。議員の氏名が記された球をすべて箱に入れ、軸柱を引くと、九つに仕切られた枠に球が落ち、各議員の部属が決定する仕組みとなっています。
■無名投票器
貴族院の本会議で無名投票を行うときに使われました。
議員は賛成の場合は白球を、反対の場合は黒球を、左右それぞれの決められた投入口に入れます。全員の投票が終わったところで、投票器を開きます。投票器の内側に付いている目盛りにより票数を数えることができるようになっています。
■投票箱・記名投票計算器
投票箱
記名投票計算器
貴族院の本会議で記名投票を行うときに使われました。
議員は、あらかじめ配付された投票札のうち、賛成者は白色票を、反対者は青色票を持参し、演壇に置かれた投票箱に投票します。全員の投票が終わったところで、投票札を区分して記名投票計算器に並べます。計算器の内側に付いている目盛りにより票数を数えることができるようになっています。
スタンプコーナー
記念スタンプを用意しています。