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参議院本会議決議本文

第150回（臨時）国会

平成12年11月22日　
参議院本会議　

第二十九回オリンピック競技大会大阪招致に関する決議

　参議院は、来る平成二十年（二千八年）の第二十九回オリンピック競技大会を大阪市に招致するため、その促進活動を強力に推進するとともに、その準備態勢を整備すべきものと認める。
　右決議する。

　　　　　理由
　政府は、平成十年十二月十一日、大阪市が平成二十年（二千八年）の第二十九回オリンピック競技大会を招致することを了解し、大阪市は、本年一月二十五日、国際オリンピック委員会に正式に立候補した。
　今日、我が国が国際交流を通じて世界に積極的に貢献していくことの必要性はますます高まっており、平和と友好裏に成功をおさめた東京、札幌及び長野の各大会に続き、我が国でオリンピック競技大会を再び開催することは、国際親善を一層深めるとともにスポーツの振興にとって極めて意義深いものがある。
　この第二十九回オリンピック競技大会の開催都市は、来年七月、ロシアのモスクワで開催される国際オリンピック委員会総会において決定されるが、大阪市のほか、北京（中国）、パリ（フランス）、トロント（カナダ）、イスタンブール（トルコ）の諸都市が立候補しており、大阪市への招致実現のためには、強力な促進活動を推進するとともに万全の受け入れ態勢を整備する必要がある。
　これが本決議案を提出する理由である。