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参議院本会議決議本文

第77回国会

昭和51年2月23日 
参議院本会議 

ロッキード問題に関する決議

 今回の米国上院外交委員会多国籍企業小委員会におけるロッキード問題が、わが国の国民感情に与えた影響は甚大であり、国民の間に高まりをみせている政治不信を除き、議会制民主主義をまもるためにもその真相の解明は徹底的かつ迅速になされなければならない。
 本院は、本問題に関するすべての疑惑を解明することが、国民の要望にこたえる道であり、真の日米友好にとつても極めて重要であると確信する。
 よつて、本院は政府高官名を含め、ロッキード問題のわが国に関する未公開の資料を余すところなく提供されるよう米国の上院及び米国の政府に特段の配慮を要請する。
 政府においては、右の趣旨を体し、特使の派遣等を含め本問題の解明のため万全の措置を積極的に講ずべきである。
 右決議する。