第30回(臨時)国会
昭和33年10月17日
参議院本会議
水産業の振興を図ることは国民生活の改善あるいは国家経済の発展のため喫緊の要務である。
しかして水産業振興の要諦は実に漁業生産の基盤である漁港の整備にある。
ここにかんがみ、政府は次の事項について遺憾なく措置すべきである。
一、既に国会の承認を得た漁港整備計画をすみやかに完遂すること
一、第三種漁港のうちその規模が大きくかつ重要なものについては、特定重要港湾の例に徴し、これが整備促進のため特段の方途を講ずること
一、漁港に関する行政機構を整備拡充すること
右決議する。