第28回国会
昭和33年4月21日
参議院本会議
原水爆の禁止に関しては、参議院は、既に三回にわたり決議を行い、国際連合及び関係各国に善処を要請した。
本院は、原子力を含む近代科学の成果は平和的にのみ利用さるべきであり、核兵器はこれを禁止すべきであるとの基本的立場を、ここに重ねて宣明するとともに、最近の国際情勢の推移にかんがみ、この際、原水爆所有国の間において原水爆実験の即時無条件停止に関しすみやかに合意が得られ、かつ、これを契機として関係各国が原水爆の製造、貯蔵及び使用の禁止の協定を締結するよう、政府において積極的な外交措置をとることを要請する。
右決議する。