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参議院本会議決議本文

第2回国会

昭和23年7月3日
参議院本会議　

森林保全に関する決議

　戦時における無計画な森林の伐採と戦後その復旧に関する、山林施策の貧困とは正に治山、治水の根本を危殆に陥らしめている。
　現下食糧増産のためにする開墾は、わが国情から見て、焦眉の急務であるが、治山、治水と開墾との間には自から適切妥当な調整が必要である。
　よつて政府は速かにこれら調整に関する措置を講じ、併せて、第一国会における本院の「水害に対する迅速なる応急策と治水事業の完遂に関する決議」の主旨に基き恒久的山林対策と積極的なその具体策とを確立し、以て、森林保全に遺憾なきを期するを要する。しこうして、その顛末を来るべき国会初頭に報告することを要求する。
　右決議す。