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第208回国会 憲法審査会
令和4年6月8日(水) 第6回
1. 日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する調査
(憲法に対する考え方について(特に、参議院議員の選挙区の合区問題を中心として))
【参考人】
- 広島大学大学院人間社会科学研究科教授 新井 誠 君
- 上智大学法学部教授 上田 健介 君
【主な質疑項目】
- 岡田 広 君(自民)
- 地方自治の充実という観点からの憲法における地方自治の規定の在り方
- 投票価値の平等を求めていく過程における都道府県の重みの考慮の在り方
- 二院制の意義を高めることにより、法改正で投票価値の平等と、都道府県単位を選挙区とする選挙制度を両立させることの妥当性
- 小西 洋之 君(立憲)
- 参議院の独自機能を果たすための制度改革と当該機能を発揮するための都道府県選出国会議員の必要性
- 参議院が担うべき機能として、県選出の議員が全国比例選出の議員と協働して地方の問題に取り組んでいくこと、地方の行政の在り方を横断的に見て機能化・高度化するよう議論すること、全県に及ぶような災害対策の在り方について必要な議論・取組を行うことの三つの観点、及びそれと合区廃止との関係について
- 西田 実仁 君(公明)
- 令和2年の最高裁判決で言及されている「較差の更なる是正を図るとともに、これを再び拡大させずに持続していくために必要となる方策等について議論し、取組を進めること」の必要性
- 憲法改正をせずに参議院の権限を縮小して投票価値の平等の要請を小さくすることと参議院の緊急集会との関係
- 足立 信也 君(民主)
- 参議院の選挙制度を比例区と選挙区に分けることの是非及び比例区と選挙区に分ける場合のその割合
- 参議院の権限縮小に関し、投票価値の平等の要請が小さくなるような譲るべきものについて
- 浅田 均 君(維新)
- 両院の権限関係並びに参議院の性格及び機能の在り方
- 分権の受皿としての道州制導入に向けた議論への発展について
- 山添 拓 君(共産)
- 合区による一票の較差是正の限界
- 合区解消を正当化するための改憲論の合理性
- 渡辺 喜美 君(みん)
- 特定枠の候補者が選挙運動を禁じられていることの違憲性
- 命令委任の禁止という全国民の代表原理と政党の代理人として命令委任される国会議員の存在との衝突について
- 山田 宏 君(自民)
- 参議院の役割を比例代表を通じて多様な国民の声を反映させること及び各都道府県単位で地方の声を反映させることに絞り、その上で選挙制度を考える場合の憲法改正の要否
- 福島 みずほ 君(立憲)
- 数年置きに様々に、多角的に議論するべき選挙制度を、硬性憲法である日本国憲法に書き込むべきではないとの見解について
- 女性やマイノリティーが国会議員になれるよう比例制度を活用することについて
- 平木 大作 君(公明)
- 参議院の選挙制度における投票価値の平等に係る合憲判断基準の目安の数字の意味
- 投票価値の平等の優越性
- 柴田 巧 君(維新)
- 人口が減少し、地方議会が定数を基本的に減らす方向で努力している中で、国会だけが投票価値の平等などのために定数を増やすことの妥当性
- 合区による不満や不平等感を解消できる有力な選択肢としてブロック制を俎上に載せて議論することについて
- 山下 芳生 君(共産)
- 参議院の選挙制度改変の在り方
- 2000年の非拘束名簿式導入以降の参議院の選挙制度改変の経緯
※上記質疑項目は事務局において適宜抜粋し作成しております。質疑の全体内容及び詳細については会議録を御参照ください。