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第177回国会 国民生活・経済・社会保障に関する調査会
平成23年2月23日(水) 第4回
1. 国民生活・経済・社会保障に関する調査
(「持続可能な経済社会と社会保障の在り方」のうち、ライフサイクルからみた課題について)
【参考人】
- 国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部長 阿部 彩 君
- 九州大学大学院医学研究院教授 尾形 裕也 君
- 国際医療福祉大学大学院教授 大熊 由紀子 君
【質疑者】
- 谷 亮子 君(民主)
- 中原 八一 君(自民)
- 山本 博司 君(公明)
- 寺田 典城 君(みん)
- 三原 じゅん子君 (自民)
- 関口 昌一 君(自民)
【主な質疑項目】
- 北欧のノーマライゼーションの理念に基づいた福祉、医療とはどのようなものか。また、社会保障の充実が可能となったのは、国土が狭く、人口が少ないからではないか。
- 子どもの貧困について、絶対的貧困と相対的貧困では、政策対応がどのように異なるか。
- 貧困の連鎖を断ち切るために、平等の機会を保障しなければならないが、その点に関して最も必要と思われる政策は何か。
- 親の年収と子どもの学力格差を社会全体が肯定してしまうと、子どもが学ぼうとする意欲を喪失してしまうのではないか。
- 誰でも彼でも大学というのではなく、得意な分野を伸ばして、多様な選択ができ、生きて行ける社会、頑張れば報いられる社会を築いていくことがより重要なのではないか。
- 日本では、高齢になると男性より女性の方が元気で生き生きしているが、北欧・西欧の現状はどうか。また、男性が年を取っても元気でいるにはどのようなことが大事か。
- 給付付税額控除等の優遇策について、他国の事例と日本が進めるとしたときの課題を問う。
- ICTを活用した地域医療の連携が医療費の抑制、サービスの質の向上に与える影響を問う。
- ボランティア・ポイント、お元気ポイントによる介護保険料やサービス料金の負担の軽減策について、見解を問う。
- 幼保一元化による幼児教育をできる限り早く進めるべきだと考えるが、見解を問う。
- 米国がコミュニティ・カレッジの整備を進めていることについて、見解を問う。
- 医療問題の中で、健康な人づくりや健康医学、体を鍛えることがこれからの時代のキーワードになると思うが、見解を問う。
- 介護に関して、施設サービスと在宅サービスのどちらがよいのか、また、訪問介護と訪問看護は一緒にせざるを得ないと思うが、見解を問う。
- 健康寿命の延伸のために、また、高齢化に伴って増大する医療費や介護費の伸びの抑制のためにも、生涯スポーツの奨励に取り組むべきと考えるが、国として必要な政策は何か。
- デンマークにおける24時間訪問対応のホームヘルパーと家庭医の違いを問う。
- デンマークにおける介護人材の資質、資格取得の手続や学校、試験のレベル等を問う。
- 安定的な社会保障費の確保が喫緊の課題となる中、恒久的な財源の確保のためには、将来消費税は何%ぐらい上げたらいいか。子ども手当の財源の考え方も含めて伺いたい。
- 子ども手当では所得制限をなくして、年少扶養控除もなくなった。児童手当を基本ベースに所得制限を設け、税制改正の控除で格差を是正するという考え方について、見解を伺う。