質問主意書

第221回国会(特別会)

答弁書

内閣参質二二一第五六号
  令和八年六月二十六日
内閣総理大臣 高市 早苗


       参議院議長 関口 昌一 殿

参議院議員高良沙哉君提出昭和百年記念式典に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員高良沙哉君提出昭和百年記念式典に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねについては、令和八年六月八日の参議院行政監視委員会において、若山内閣府大臣政務官が「政府主催の式典においては、その趣旨や目的を踏まえて、過去に行われた式典の例も参考にしつつ、その都度内容を決定させていただいております。陛下に御臨席を賜り、お言葉をいただく式典もあり、また、御臨席のみを賜る式典、そもそも御臨席を賜らない式典と、式典ごとに様々でございます。例えば、委員御指摘の明治百年記念式典については、天皇皇后両陛下が御臨席され、天皇陛下がお言葉を述べられたと承知をしております。他方で、平成二十五年に開催された主権回復・国際社会復帰を記念する式典においては、今般の昭和百年記念式典と同様、御臨席のみを賜っております。一方で、平成三十年に開催された明治百五十年記念式典、こちらではそもそも天皇皇后両陛下の御臨席は賜っていないということでございます。全ての式典においては天皇皇后両陛下に御臨席を賜るわけではなく、また御臨席を賜る全ての式典においてお言葉をいただくということではございません。天皇皇后両陛下に御臨席を賜るかどうかも含め、式典の趣旨や目的を踏まえた内容となるよう決定をしております。今般の昭和百年記念式典は、令和八年に昭和元年から起算して満百年を迎えることを記念し、激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致す機会となるように挙行したものでございまして、その趣旨や目的を踏まえ、過去の例も参考にしつつ、内容を検討し、御臨席のみをお願いすることとさせていただきましたものです。」と答弁したとおりである。

二について

 お尋ねについては、令和八年六月八日の参議院行政監視委員会において、若山内閣府大臣政務官が「昭和百年記念式典における内閣総理大臣式辞においては、昭和は戦争、終戦、復興、高度経済成長といった未曽有の変革を経験した時代でしたと、今こそ、激動の昭和を生き、さきの大戦や幾多の災害を乗り越え、希望を紡ぎ出した先人たちに学び、私たちも果敢に挑戦していく必要があるのではないでしょうかと、式辞の中で総理は述べております。さきの大戦の惨禍に思いを致し、我が国の平和と繁栄への思いを込めたものであったと考えております。本式典は、内閣総理大臣式辞など、御指摘の昭和前半の時期も含め、昭和という激動と復興の時代を顧み、将来に思いを致すものとなっていると認識をしております。」と答弁したとおりである。

三について

 お尋ねの「国民の意見がどのように反映される仕組みだったか」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、五でお尋ねの「演奏曲」については、令和七年度にアンケート調査を実施し、その結果も参考にしつつ検討し、決定したところである。

四について

 昭和百年記念式典については、「昭和百年記念式典の挙行について」(令和七年十一月二十八日閣議決定。以下「閣議決定」という。)において、「令和八年に昭和元年から起算して満百年を迎えることを記念し、激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致す機会となるよう」挙行するものとしていたところ、お尋ねの「海上自衛隊東京音楽隊の出演」については、同式典の趣旨や目的を踏まえ、過去の例も参考にしつつ検討し、決定したものである。

五について

 お尋ねの「昭和全てを反映した選考」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、昭和百年記念式典については、閣議決定において、「令和八年に昭和元年から起算して満百年を迎えることを記念し、激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致す機会となるよう」挙行するものとしていたところ、お尋ねの「演奏曲」については、同式典の趣旨や目的を踏まえ、令和七年度に実施したアンケート調査の結果も参考にしつつ検討し、決定したものである。

六について

 お尋ねの「有識者十九名」については、「「昭和百年」関連施策の推進について」(令和七年一月十七日「昭和百年」関連施策関係府省連絡会議決定)における「「昭和百年」関連施策」に関する基本的な考え方等を検討するに当たって、その御意見を参考とするため、内閣官房において、幅広い分野から識見を有する者を適宜選んだものである。

七について

 昭和百年記念式典については、閣議決定において、「令和八年に昭和元年から起算して満百年を迎えることを記念し、激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致す機会となるよう」挙行するものとしていたところ、お尋ねの「前記「有識者等からの意見聴取結果」及び「国による昭和百年記念式典の実現を目指す超党派議員連盟」による要請」も踏まえ、挙行したものである。

八について

 御指摘の「式典に係る検討時の議事録」の具体的に意味するところが明らかではないため、お尋ねについてお答えすることは困難である。

九について

 政府としては、昭和百年記念式典について、その趣旨や目的を踏まえ、適切に挙行したものと考えており、現時点でお尋ねのような「式典についての事後的な検証」を行う予定はない。