第219回国会(臨時会)
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内閣参質二一九第四二号 令和七年十一月二十八日 内閣総理大臣 高市 早苗
参議院議長 関口 昌一 殿 参議院議員青木愛君提出今後の木更津駐屯地における日米オスプレイの共通整備基盤に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員青木愛君提出今後の木更津駐屯地における日米オスプレイの共通整備基盤に関する質問に対する答弁書 一について 陸上自衛隊の輸送ティルト・ローター機V―二二については、佐賀駐屯地に配備している。 また、米軍のティルト・ローター機CV―二二(以下「CV―二二」という。)については横田飛行場に、ティルト・ローター機CMV―二二(以下「CMV―二二」という。)については岩国飛行場に、ティルト・ローター機MV―二二(以下「MV―二二」という。)については普天間飛行場にそれぞれ配備されている。 二及び三について 現時点において、御指摘の「日米オスプレイの共通整備基盤」におけるCV―二二及びCMV―二二の定期機体整備に係る計画はないと承知している。 四について 日本におけるMV―二二の飛行については、平成二十四年九月十九日の「日本国における新たな航空機(MV―二二)に関する日米合同委員会合意」において「移動の際には、可能な限り水上を飛行する」(仮訳)こととしており、お尋ねのように「米軍に要請」することは考えていない。 五の1の前段について 現時点において、お尋ねのような「計画」はない。 五の1の後段について 御指摘の「日米オスプレイの共通整備基盤」については、先の答弁書(令和七年八月十五日内閣参質二一八第二三号)六の1及び2についてで述べたとおりである。 五の2について 前段のお尋ねについては、高市内閣総理大臣が、令和七年十月二十四日の所信表明演説において、「新しい戦い方の顕在化など」を「様々な安全保障環境の変化」の例として示したところである。 後段でお尋ねの「新しい戦い方」については、同年十一月六日の参議院本会議において、同内閣総理大臣が「無人機の大量運用を含む」ものと答弁しており、お尋ねの「など」については、同日の参議院本会議において、同内閣総理大臣が「前回、三文書を改定した二千二十二年と比べますと、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序への挑戦が勢いを増すとともに、インド太平洋では、中国、北朝鮮の更なる軍事力の増強や、中国とロシア、ロシアと北朝鮮の連携強化などが見られます。各国は、ロシアによるウクライナ侵略を教訓にして、・・・長期戦への備えというものを急いでおります。」と答弁しているとおりである。 五の3について 令和七年十月二十八日に開催された日米首脳会談及び同月二十九日に開催された日米防衛相会談について、これらの会談の詳細を明らかにすることは、相手国との関係もあり、差し控えたい。 |