質問主意書

第217回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一七第一四八号
  令和七年六月十七日
内閣総理大臣臨時代理        
国務大臣 林 芳正


       参議院議長 関口 昌一 殿

参議院議員山本太郎君提出日米貿易交渉に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員山本太郎君提出日米貿易交渉に関する質問に対する答弁書

一について

 米国の関税措置に関する日米協議への対応については、事柄の性質上、その具体的な検討状況を明らかにすることは差し控えたい。政府としては、農林水産業の重要性を十分認識し、守るべきものは守るとの方針の下、我が国にとって最大限のメリットを獲得することを目指すとの立場であり、「「農業を犠牲」にする交渉」との御指摘は当たらない。

二について

 御指摘の「第一次トランプ政権と安倍政権との貿易交渉(貿易取引協議)」が何を指すのか必ずしも明らかではないが、仮に日本国とアメリカ合衆国との間の貿易協定(令和元年条約第十号)を指すのであれば、令和元年十一月二十日の参議院本会議における安倍晋三内閣総理大臣(当時)が「日米双方にとってウイン・ウインでバランスの取れた結論を得ることができたと考えて」いる旨を述べた答弁と同様の認識であり、「「農業を犠牲」にした交渉」との御指摘は当たらない。