第217回国会(常会)
内閣参質二一七第一一五号 令和七年五月十三日 内閣総理大臣 石破 茂
参議院議長 関口 昌一 殿 参議院議員齊藤健一郎君提出マイナンバーカードの券面デザインに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員齊藤健一郎君提出マイナンバーカードの券面デザインに関する質問に対する答弁書 一及び二について 御指摘の「次期カード」の「券面デザイン」については、デジタル庁が主催し有識者等から構成される「次期個人番号カードタスクフォース」が令和六年三月十八日に取りまとめた「次期個人番号カードタスクフォース最終とりまとめ」(以下「最終とりまとめ」という。)において「券面記載事項等の変更と合わせて、偽造防止対策、ユニバーサルデザイン対応、視覚障害者への配慮等(カードのおもて裏識別対応など)を踏まえ、券面デザインの見直しを行う。特に、大きさをはじめ、文字の読みやすさに配慮するとともに、誰もが持ちたくなる魅力的なデザインを実現する。」としていることを踏まえ、御指摘の「券面上書き印刷部分」の在り方を含め、現在、同庁において検討しているところである。 三について お尋ねの「専門性の乏しい意見により完成度が損なわれること」、「人材の関与を強化する」及び「デザイン等に関するガバナンスの強化」の意味するところが必ずしも明らかではないが、デジタル庁においては、御指摘の「次期カード」の「券面デザイン」等の検討については、デザイン等に関する専門的な知識等を有する同庁の職員を参画させ、進めているところであり、お尋ねの「国民からの券面デザインの公募」については、現時点において予定していない。 四について お尋ねの「マイナンバーカードのデザインに対する社会的評価や実使用上の印象」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、御指摘の「次期カード」の「券面デザイン」等の検討については、最終とりまとめにおいて「券面記載事項等の変更と合わせて、偽造防止対策、ユニバーサルデザイン対応、視覚障害者への配慮等(カードのおもて裏識別対応など)を踏まえ、券面デザインの見直しを行う。特に、大きさをはじめ、文字の読みやすさに配慮するとともに、誰もが持ちたくなる魅力的なデザインを実現する。」としていることに十分留意しつつ、関係機関等の意見を聴きながら対応することとしている。 |