質問主意書

第217回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一七第九七号
  令和七年四月二十五日
内閣総理大臣 石破 茂


       参議院議長 関口 昌一 殿

参議院議員神谷宗幣君提出戦後八十年に際する政府の対応及び有識者会議の在り方に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員神谷宗幣君提出戦後八十年に際する政府の対応及び有識者会議の在り方に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねの「いわゆる「自虐史観」からの脱却」の意味するところが明らかではないが、「戦後七十年談話」については、平成二十七年八月二十四日の参議院予算委員会において、安倍内閣総理大臣(当時)が述べた「さきの大戦への道のり、二十世紀という時代を大きく振り返り、その教訓を胸に刻んで、戦後八十年、九十年、百年に向けてどのような日本をつくり上げるのか、世界に向けて発信したい」との考えの下、発表したものであり、その内容について、お尋ねの「教育現場」における施策を含め、個別具体的な施策と結び付けることはしていない。

二から四までについて

 お尋ねの「有識者会議」については、現時点では、何ら決まっておらず、お尋ねについて、予断をもってお答えすることは差し控えたい。

五から八までについて

 個別の映画若しくは著作又はそれらに関する議論に係るお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたいが、いずれにせよ、先の答弁書(令和六年二月六日内閣参質二一三第四号)一の2及び3についてでお答えしたとおり、政府としては、国際社会において、客観的事実に基づく正しい歴史認識が形成され、我が国の基本的立場や取組に対して正当な評価を受けるべく、積極的かつ戦略的に対外発信に取り組んできており、引き続き、このような取組を推進していく考えである。