質問主意書

第217回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一七第一一号
  令和七年二月四日
内閣総理大臣 石破 茂


       参議院議長 関口 昌一 殿

参議院議員柳ヶ瀬裕文君提出中国訪問中の岩屋毅外務大臣の発言に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員柳ヶ瀬裕文君提出中国訪問中の岩屋毅外務大臣の発言に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 御指摘の「台湾が中国に併合されることを了とする意思表示をしたと誤認されるおそれ」及び「台湾併合をもくろむ中国の立場を容認するもの」の具体的に意味するところが明らかではなく、お尋ねについてお答えすることは困難であるが、いずれにせよ、台湾に関する我が国政府の立場は、昭和四十七年の日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明第三項にあるとおり、「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である」との中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重するというものである。また、台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが我が国の一貫した立場である。