第217回国会(常会)
質問第一四八号 日米貿易交渉に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 令和七年六月五日 山本 太郎
参議院議長 関口 昌一 殿 日米貿易交渉に関する質問主意書 石破総理は令和七年五月十二日の衆議院予算委員会において、トランプ政権との関税交渉に関し、「自動車のために農業を犠牲にしていいのかい、そういうお話ではございません。そういうものを踏まえた上で、赤澤大臣を中心に交渉に私どもは臨んでまいるものでございます。」と答弁した。 一方、読売新聞は同年五月三日、トランプ政権による関税措置撤廃に向けた二回目の閣僚協議において、日本側代表の赤澤大臣はトウモロコシや大豆の輸入拡大案などを米国に提示した旨報じた。 以上を踏まえて、以下質問する。 一 赤澤大臣が米国産農産物の輸入拡大案を交渉カードとして提示することは「農業を犠牲」にする交渉であると考えるが、政府の見解を示されたい。 二 第一次トランプ政権と安倍政権との貿易交渉(貿易取引協議)について、石破政権の評価を示されたい。特に、牛肉、豚肉、小麦などの農産物の関税等について、TPPと同様の内容で合意したことは、「農業を犠牲」にした交渉として問題があったと考えるが、政府の見解を示されたい。 右質問する。 |