第216回国会(臨時会)
質問第六一号 運転免許証の自主返納に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 令和六年十二月二十四日 水野 素子
参議院議長 関口 昌一 殿 運転免許証の自主返納に関する質問主意書 二〇一九年四月に発生した池袋暴走事故は、高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いにより若い親子の命が失われるという悲惨な事故であったことから、社会に大きな影響を与え、高齢者の運転免許の自主返納を促すべきであるという考えが広まっている。 しかし、自動車による移動が主である地方などでは、自主返納後の移動手段がないために自主返納に踏み切れない高齢者が多い。また、自主返納後のサポートや特典などのインセンティブは民間や基礎自治体の努力に依存しており、内容も様々である。 その上で、高齢者の方々が運転免許をより返納できるような環境を整備するために、政府は基礎自治体に対して、バスや電車などの交通インフラの整備やタクシー利用料補助などの支援を拡充すべきであると考えるが、運転免許の返納に関する政府の方針及びその方針を定めた理由を示されたい。 右質問する。 |