質問主意書

第213回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一三第二一七号
  令和六年七月二日
内閣総理大臣 岸田 文雄


       参議院議長 尾辻 秀久 殿

参議院議員水野素子君提出空港のDX化に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員水野素子君提出空港のDX化に関する質問に対する答弁書

一について

 前段のお尋ねについては、運輸安全委員会による航空事故に係る調査にどれだけの時間を要するかについては、当該事故の規模や種類等により異なるものであり、政府としては、お尋ねの「羽田空港における日本航空と海上保安庁の航空機接触事故」について、「運輸安全委員会の審査に時間を要している」とは考えていない。

 後段のお尋ねの「運用改善」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、当該事故に関連して、同委員会の活動等について特段の改善が必要であるとは考えておらず、いずれにせよ、同委員会としては、引き続き適確な事故調査等に努めてまいりたい。

二について

 前段のお尋ねについては、令和六年四月に航空交通に関連するデータの利活用等について議論する会議体を御指摘の「航空機運航のDX推進に向けた検討会」から「将来の航空交通システムに関する推進協議会」及びその下に設けられた「DX推進ワーキンググループ」に移行したためである。

 後段のお尋ねの「航空機運航のDX化」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、航空分野において御指摘の「DX化」に係る取組は重要であると考えており、引き続き、同協議会等において検討を進めてまいりたい。