質問主意書

第213回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一三第八号
  令和六年二月九日
内閣総理大臣 岸田 文雄


       参議院議長 尾辻 秀久 殿

参議院議員齊藤健一郎君提出日本の適正人口に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員齊藤健一郎君提出日本の適正人口に関する質問に対する答弁書

 政府として、御指摘の「適正と思われる人口」が「何名の水準」かについて見込み、「人口の安定化を目指」しているものではないことから、お尋ねについてお答えすることは困難である。いずれにせよ、日本の人口に関しては、例えば、「こども未来戦略」(令和五年十二月二十二日閣議決定)において、「少子化は、人口減少を加速化させている。(中略)個人の幸福追求を支援することで、結果として少子化のトレンドを反転させること、これが少子化対策の目指すべき基本的方向である。(中略)次元の異なる少子化対策としては、(一)構造的賃上げ等と併せて経済的支援を充実させ、若い世代の所得を増やすこと、(二)社会全体の構造や意識を変えること、(三)全てのこども・子育て世帯をライフステージに応じて切れ目なく支援すること、の三つを基本理念として抜本的に政策を強化する」としているところである。