質問主意書

第211回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一一第六五号
  令和五年五月十二日
内閣総理大臣 岸田 文雄


       参議院議長 尾辻 秀久 殿

参議院議員齊藤健一郎君提出予備費に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員齊藤健一郎君提出予備費に関する再質問に対する答弁書

 御指摘の「一年以上先の新年度予算案に計上される経済・物価対策の予見」の意味するところが必ずしも明らかではないが、毎年度の予算編成については、その基本的な考え方を「予算編成の基本方針」において示した上で、政府経済見通しにおける物価を含む諸指標等を踏まえて行っているところ、政府経済見通しは作成時点で入手可能な情報を基にしている一方で、物価は様々な要因によって変動するものであることから、予算編成時点において、物価の高騰に関するその後の推移やその影響の範囲等について確たる見通しを立てることは困難であると考えている。このため、物価の高騰については、国民の生活や事業者の事業活動を守り抜く観点から、必要に応じて、予備費を活用して機動的かつ的確に対処してきているところである。