質問主意書

第211回国会(常会)

質問主意書

質問第九二号

安倍晋三首相(当時)が日本再興戦略で掲げた「所得十年で百五十万円増」に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  令和五年六月六日

齊藤 健一郎


       参議院議長 尾辻 秀久 殿



   安倍晋三首相(当時)が日本再興戦略で掲げた「所得十年で百五十万円増」に関する質問主意書

 二〇一三年六月十四日、安倍内閣(当時)は経済政策の第三の矢である成長戦略に当たる日本再興戦略を閣議決定し、「一人当たり名目国民総所得を十年後に百五十万円以上増やす」旨を目標に掲げた。岸田首相も当時外務大臣として政権を支えた一人である。

 以下質問する。

一 日本再興戦略が閣議決定され、今年六月で丸十年を迎えた。一人当たり名目国民総所得がそもそも増えた実感は得られていないが、なぜ目標達成できなかったのか、その理由を具体的に示されたい。

二 この十年間の一人当たり名目国民総所得が、毎年どれだけ増減あったのか、年ごとに示されたい。また、年ごとの結果の分析も示されたい。

三 岸田内閣は、安倍内閣の経済政策の教訓を生かし、国民全体の所得をいつまでにいくら増やすのか、具体的に示されたい。

  右質問する。