質問主意書

第208回国会(常会)

答弁書

内閣参質二〇八第八一号
  令和四年六月二十八日
内閣総理大臣臨時代理        
国務大臣 松野 博一


       参議院議長 山東 昭子 殿

参議院議員牧山ひろえ君提出企業の情報開示の現状と改善に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員牧山ひろえ君提出企業の情報開示の現状と改善に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねの「企業の長期的な視点での経営と四半期開示の見直しの関係」の意味するところが必ずしも明らかではないが、四半期開示については、本年六月十三日公表の金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ報告(以下「報告」という。)では、「経営の短期主義化につながる、経営の短期主義とは無関係である等、幅広い考え方」がある旨述べられているところである。

二について

 報告においては、昨今の経済社会情勢の変化を踏まえた非財務情報開示の充実や四半期開示の見直しによる開示の効率化を図ることが必要であるとしているところであり、金融庁においては、報告を踏まえ、非財務情報開示の充実に関して、関係法令の整備等を進め、また、金融審議会においては、四半期開示の見直しについて、引き続き論点の検討を進めることとしたい。