質問主意書

第203回国会(臨時会)

答弁書


内閣参質二〇三第一四号
  令和二年十一月二十四日
内閣総理大臣 菅 義偉


       参議院議長 山東 昭子 殿

参議院議員浜田聡君提出環境事務次官による炭素税への言及に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員浜田聡君提出環境事務次官による炭素税への言及に関する質問に対する答弁書

 お尋ねの「脱炭素の世界に行くためのメルクマールとしてはカーボンプライシングは炭素税も含めて大変有効だと私も本当に思ってます。」及び「環境省としてはまだ税制要望という形では行っていませんが、どういう形になるかこれから検討していきたいと思います。」との発言は、中井環境事務次官のカーボンプライシングに関する所感や環境省内部における検討の状況について述べたものであり、新たな税制を設けることを決定する旨を述べたものではないことから、「国家の根本政策ともいえる租税の新設に関して、一般職の幹部職員が公の場で発言することは、三権分立及び議院内閣制の趣旨に照らして不適切」との御指摘は当たらないと考えている。