質問主意書

第202回国会(臨時会)

答弁書


内閣参質二〇二第三六号
  令和二年十月二日
内閣総理大臣 菅 義偉


       参議院議長 山東 昭子 殿

参議院議員小西洋之君提出「介護離職ゼロ」及び介護職員の処遇改善に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員小西洋之君提出「介護離職ゼロ」及び介護職員の処遇改善に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねの「目標値から遠く及ばなかった」の意味するところが必ずしも明らかではないが、政府としては、「介護離職ゼロ」の目標について、「ニッポン一億総活躍プラン」(平成二十八年六月二日閣議決定)に基づき、二千二十年代初頭までに、五十万人分以上の介護の受皿を整備すること等により、「介護離職ゼロ」を目指すこととしており、現在、介護の受皿の整備、介護人材の確保、仕事と介護の両立支援等の総合的な対策に取り組んでいる。引き続き、「介護離職ゼロ」の実現に向けた取組を進めてまいりたい。

二について

 お尋ねの「更なる処遇改善の必要性」については、まずは、令和元年十月から実施している経験・技能のある介護職員に重点化した更なる処遇改善を含めた介護職員の処遇改善の状況を把握することが重要であると考えており、現在実施している令和二年度介護従事者処遇状況等調査の結果を踏まえて検討を進める必要があると考えている。