第202回国会(臨時会)
質問第四三号 日米貿易協定と今後の対米交渉に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 令和二年九月十八日 小西 洋之
参議院議長 山東 昭子 殿 日米貿易協定と今後の対米交渉に関する質問主意書 「日本国とアメリカ合衆国との間の貿易協定」(以下「日米貿易協定」という。)について、令和元年九月二十五日、安倍前総理は、同協定が最終合意に達したことを確認する「日米共同声明」に署名した。日米共同声明の三項には、「こうした早期の成果が達成されたことから、日米両国は、日米貿易協定の発効後、四か月以内に協議を終える意図であり、また、その後、互恵的で公正かつ相互的な貿易を促進するため、関税や他の貿易上の制約、サービス貿易や投資に係る障壁、その他の課題についての交渉を開始する意図である。」とされている。 そこで、以下質問する。 一 日米貿易協定の発効日はいつか。また、日米共同声明にいう「日米貿易協定の発効後、四か月以内」とは何月何日までのことを指すのか。 二 日本と米国の間で、現在までに日米共同声明の三項にある「協議」を行ったのか。行ったのであれば、その日時と場所、結果を明らかにされたい。 三 日本と米国の間で、日米共同声明の三項にある「協議」を行っていないのであれば、その理由を明らかにされたい。 四 日米貿易協定の附属書Ⅱアメリカ合衆国の一般的注釈七に、自動車及び自動車部品の関税については、関税の撤廃に関して更に交渉すると規定されているが、この交渉はいつ開始されるのか。 右質問する。 |