質問主意書

第201回国会(常会)

答弁書


内閣参質二〇一第九七号
  令和二年四月十七日
内閣総理大臣 安倍 晋三


       参議院議長 山東 昭子 殿

参議院議員川田龍平君提出マスクに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員川田龍平君提出マスクに関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねの「予算」については、令和二年度予備費及び令和二年度補正予算から合計約四百六十六億円を措置している。

二から五までについて

 政府としては、マスクについて、国内生産量の増加、輸入の拡大等のための取組を進めてきた結果、令和二年三月には、約六億枚のマスクの供給が行われるに至ったと認識している。このような状況の下、これまで、マスクの必要性が高い医療機関、介護施設等に対し、マスクを優先的に配布するなどの対策を講じてきたところであり、小学校、中学校等の児童生徒及び教職員に対して、布製マスクを配布することとしている。
 これらの対策に加え、同年四月から五月にかけて、更に、約一億枚の布製マスクを確保できる見通しが立ったことから、国民の不安の解消やマスクの需給の状況の改善の観点から、全国で五千万余りの世帯全てを対象に一住所当たり布製マスクを二枚ずつ配布することとしている。
 これらの対策により、マスクの需給の状況を改善し、御指摘の「大学及び各種学校の学生及び教員」が入手し得るものも含め、マスクを市場に安定的に供給できるようにすることを目指している。
 政府としては、引き続き、マスクについて、国内における需給の状況を注視しながら、更なる増産の支援、輸入の拡大等の安定供給に必要な対策を講じてまいりたい。