質問主意書

第201回国会(常会)

答弁書


内閣参質二〇一第一四号
  令和二年二月四日
内閣総理大臣 安倍 晋三


       参議院議長 山東 昭子 殿

参議院議員熊谷裕人君提出米軍によるソレイマニ司令官の殺害に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員熊谷裕人君提出米軍によるソレイマニ司令官の殺害に関する質問に対する答弁書

一について

 御指摘の事案については、事後に米国から連絡があった。

二及び三について

 お尋ねについては、政府としては、中東地域が緊迫の度を高めていることを深く憂慮し、事態の更なるエスカレーションは避けるべきであり、全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求めるとの立場である。また、米国との間では、令和二年一月十四日(現地時間)に行われた日米外相会談において、茂木外務大臣とポンペオ米国国務長官との間で、事態のエスカレーションは回避すべきとの認識で一致するとともに、引き続き、関係国と緊密に連携しつつ、中東地域の緊張緩和と情勢の安定化に向けて外交努力を尽くしていくことの重要性を確認した。

四について

 お尋ねについては、政府としては、中東地域における緊張の高まりを踏まえれば、日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集態勢を強化することが必要であると考えており、現時点において、地域の緊張緩和と情勢の安定化に向けた粘り強い外交努力とともに、自衛隊による情報収集態勢を強化し、日本関係船舶の安全をしっかりと確保していくとの方針に変更はない。