質問主意書

第200回国会(臨時会)

答弁書


内閣参質二〇〇第六号
  令和元年十月十五日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 山東 昭子 殿

参議院議員熊谷裕人君提出気候変動のような問題はセクシーでなければならないという小泉環境大臣の発言に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員熊谷裕人君提出気候変動のような問題はセクシーでなければならないという小泉環境大臣の発言に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねの「公式な記者会見」及び「オンの会見」については、その具体的に意味するところが必ずしも明らかではないため、網羅的にお答えすることは困難であるが、関係省庁において調査を行った範囲では、直近五年間において国務大臣が「セクシー」という単語を用いて政府の政策を評価又は形容した事例は見当たらない。

二及び三について

 御指摘の「小泉発言」における「sexy」という語については、文脈によってその意味することが異なり得るため、ニュアンスも含め、正確な訳出は困難であるが、例えば、ロングマン英和辞典(初版)によれば、「(考え方が)魅力的な」といった意味があるものとされていると承知している。いずれにせよ、内閣として、気候変動対策など多数の関係者の自発的な行動を促進するとともに、理解を得る必要のあるものも含めて、行政事務について、これを適切に行っていく考えである。

四について

 お尋ねについては事実である。

五について

 政策的な内容に関する質問については、これまでの記者会見においても、可能な限り誠実に応答している。お尋ねの「前記四の小泉大臣の発言」については、当該発言が妥当でないとは考えていない。