質問主意書

第200回国会(臨時会)

質問主意書


質問第一〇二号

元首相の訃報について中核派による不謹慎な動画が公表されたことに関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  令和元年十二月五日

浜田 聡   


       参議院議長 山東 昭子 殿



   元首相の訃報について中核派による不謹慎な動画が公表されたことに関する質問主意書

 「戦後政治の総決算」を掲げ、国鉄の民営化や日米安全保障体制の強化などに取り組んだ、中曽根康弘元内閣総理大臣(以下「元首相」という。)が令和元年十一月二十九日、都内の病院で逝去されたという報道があった。謹んで哀悼の意を表します。
 故人の業績について色々な意見があり、賛否両論があることは我が国の民主主義の観点からは望ましいと考えるが、今回の元首相の逝去に際し、看過しがたい動画が目に入ったので、今回質問主意書を提出する。
 動画サイト「YouTube」において、令和元年十一月三十日に「前進チャンネル」なるアカウントにより、元首相の訃報を祝う意図の動画(以下「当動画」という。)が公表された。十二月五日現在、当動画の再生回数は四万回台を数えている。これらの状況を踏まえ、以下質問する。

一 「前進チャンネル」はいわゆる中核派のアカウントであると考えられるが、政府の把握するところを明らかにされたい。

二 表現の自由との兼ね合いもあり、政府としての認識を示すことに困難な点があることを理解した上で問うが、当動画に対する政府の見解を伺いたい。

  右質問する。