質問主意書

第194回国会(臨時会)

質問主意書


質問第二三号

「国難突破解散」における私利私欲又は党利党略の有無に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十九年九月二十八日

小西 洋之   


       参議院議長 伊達 忠一 殿



   「国難突破解散」における私利私欲又は党利党略の有無に関する質問主意書

一 安倍総理が本年九月二十五日の会見において表明した同二十八日に行うとしている「国難突破解散」の目的においては、安倍総理が加計学園及び森友学園を巡る問題における疑惑追及を回避するなど、総理大臣としての自らの地位を保持するための私利私欲は一切存在しないと理解してよいか。安倍総理において、何らかの私利私欲がわずかでもある場合は、その内容について具体的に示されたい。

二 前記一の「国難突破解散」の目的において、安倍総理自らが総裁を務める自民党のためのいわゆる党利党略は一切存在しないと理解してよいか。安倍総理において、何らかの党利党略がわずかでもある場合は、その内容について具体的に示されたい。

三 憲法第五十三条に基づく衆参の議員による臨時国会召集要求の理由である加計学園・森友学園の問題を巡る疑惑解明のための審議がわずか一日すらも行われないままに「国難突破解散」によって衆議院が本年九月二十八日に解散されなければならない理由、すなわち、安倍内閣として同二十八日より一日たりとも臨時国会を開会することがどうしても許されず、解散の日が同二十八日以外はあり得ないと考える理由について、詳細に説明されたい。

  右質問する。